1967-05-31 第55回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第9号
そういたしますれば、生産者のための荷受け機関としての産地のための従来の卸売り機関と、市場という公の場でちょうちょうはっしすることができるわけですから、むしろそういうことを徹底的に性格づけて、それで市場法の中にそういう明確な形で改正を持ち込んだほうがいいように思います。その点はどうでしょう。
そういたしますれば、生産者のための荷受け機関としての産地のための従来の卸売り機関と、市場という公の場でちょうちょうはっしすることができるわけですから、むしろそういうことを徹底的に性格づけて、それで市場法の中にそういう明確な形で改正を持ち込んだほうがいいように思います。その点はどうでしょう。
その卸売り機関で委託を受けて、せりで売られるのが通常の姿でございます。卸売り業者が生産地から買い付けて売る場合もございますが、それは青果のほうでは比較的少なくて、水産のほうではやや大きい、こう言えるのでございます。それからいずれもせりで仲買い人に売られるのが通常でございます。
手数料をきめ、あるいは卸売り人はかくあるべし、かくするべからずというところの法律あるいは条例等はもう撤廃なさって、それぞれの卸売り会社、言うならば生産会社の卸売り手段、卸売り機関である、こういうことになったほうがかえって生鮮食料品の流通もすっきりした形になるのじゃないかという考えでおります。
そこでほとんど荷受機関あるいは卸売機関というものは非常にタケノコが乱立するようなふうなことで、東京あたりの魚市場あたりは二十五ぐらい卸売り機関ができた、非常に産地に迷惑をかけておる、あるいは消費者、あるいは小売団体とか、仲買機関にも迷惑をかけておる。ほとんど仕切りも納めないというふうなことで、非常に市場行政自体が困ったようなことになっておるわけなんです。
従いましてそれぞれ卸売り機関についてマージンを異にして行きますことが、民営の観点から見ればそうあるべきでありましようけれども、半面配給統制を円滑に実施するという観点からいえば、必ずしも適切とは言い切れないと思うのであります。