1974-03-28 第72回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第19号
今度政府が御指導になりました生活必需物資の安定供給と値段の引き下げにつきましては、こういう時期でございますので、私ども卸売り業界としては全面的に協力をして、百貨店さんあるいは量販店さんの御要望に応ずるだけ出荷をしておるわけでございます。
今度政府が御指導になりました生活必需物資の安定供給と値段の引き下げにつきましては、こういう時期でございますので、私ども卸売り業界としては全面的に協力をして、百貨店さんあるいは量販店さんの御要望に応ずるだけ出荷をしておるわけでございます。
そういう場合に、各そういう中小企業が、私どもとの間のこまかい交渉のやりとりというものになかなか熟達いたしませんで、そのような方々がまとまりまして、たとえばある卸売り業界に頼みますとかいうようなことで、商社が介入してくるというケースは、この場合、取引の円滑な運営上からやむを得ない場合があろうかと思います。
卸売り業界、全法人の総売り上げ高の何%に六大商社がなっておるか。さらにしぼって、上場卸売り業八十八社に対して、この六社はどういう独占度を持っておるか。日本の輸入輸出の何%をこの六大商社が握っておるか。あるいは、垂直的系列化ということばがありましたけれども、この実態はどうなっておるのかということについて御説明願いたいと思います。
さらに、これに関連して、公正取引委員会は、大手総合商社六社がすでに卸売り業界でシェア七〇%を占有し、また、都市銀行と協力して融資、株式所有を通じて経済集中力を強化している実態調査を発表しております。現行独禁法では、銀行の株式保有には一定の制限がありますが、すでに商品担保金融など金融機関化した商社と都市銀行の提携はまさに脱法行為ともいわなければなりません。
ですから、これをやはりこの買い占め、売り惜しみ規制の法に入れる、かりにいま速急に入れぬとしても、そういうことを前提とした調査というものをしっかりおやりになる、また海外からの緊急輸入をある程度おやりになる、これによって私はぐっとおさまって、そうしてどこかに滞っておる、卸売り業界なんかにたまっておるのではないかといわれておる、そういうものが出てくるんじゃないか、こういうことも考えるわけでありますけれども
これは、ある面でいうと、この卸売り業界においてはもう公然の秘密になっている。私が聞いたところによると、たとえば静岡から東京に荷物を送る。市場は、その荷物が着くのを待っておる。これは市場の場長さんのおっしゃることです。あげて待っておるけれども、生産地が発送したとたんに、たとえばどこかの市場が非常に値が高いというと、車をUターンさせて別の市場へ持っていく。
ここで、私は農林大臣にお伺いしたいのでありますが、こうした関係があるなしにかかわらず、卸売り業界におきましては、お互いがこうした業者の間等で話し合いなり暗黙の了解によって、不当な二重仕切り、すなわち三重伝票を切ってそのさやをかせぐというような、そういう行為をしている。
そうしてまた、先ほど各参考人から業界の近代化、協業化という問題でお話がありましたけれども、私の調査した限りにおいては、そういう近代化資金あるいは高度化資金に対して、酒類あるいはビールの卸売り業界の皆さんはふところがいいのか、あまり利用されてないという実際の数字もあります。しかしいまここではそれは別として、ともかく酒の卸もいままでと違って、いやおうなしに競争、系列化の方向へ進むだろう。
○奥田委員 本日はお忙しいところ、酒、ビールの卸売り業界の代表の皆さまにお集まりいただきまして、おもに、先般のビールの値上げ、そのことについては当委員会でもたびたび触れておりますので、私は主としてこの流通技術と申しますか、流通機構の問題について皆さんの御意見を聞きたいと思うわけでございます。
そういうことから申しますと、小売り業界あるいは卸売り業界におきましては、ビールを売るについても他の酒類と同じ程度のマージンが当然必要であるという要求をしばしば掲げてまいりました。それが、この五月ごろ卸売り業者が大会を開いております。本来なら卸売り業者が価格の引き上げを言うということはないわけでありますが、非常に強く要望したという背景があるようであります。
さて、もっと広範な意味で御質問のございました卸売り業界等におけるいろいろの動きでございますが、当初自主流通米制度を政府が構想いたしましたころ、世間に誤解がございまして、米の完全に自由な流通が認められるかのごときイメージをもって、それに対応するような動きをしようとした向きが確かにございます。
輸入の割り当てをいたしますということは、いわゆる実績の上にあぐらをかいて不当な高利潤をあげることを認める趣旨ではなく、輸入業者各位がみずからその本来の機能を生かして、適切かつ効率的な生鮮バナナの輸入を行なうとともに、輸入したものの国内販売にあたっても、正当な加工卸売り業界の意見や物価対策上の観点を十分考慮に入れ、不当なマージンを取ることなく、適正な価格及び合理的な配荷の確保につとめ、十分流通業者としての