1976-05-06 第77回国会 衆議院 社会労働委員会 第4号
厚生省から、障害が軽過ぎるのでという理由で却下通知が来た。その後、斉藤さんは再び病状が悪くなって、昭和二十九年岩手医大に入院、生死の間をさまようという状態になった。これだけ病状が悪くなってもなお却下するのだろうか。昭和四十八年五月ごろに第二回の申請を出した。しかし再び却下通知であった。今度の却下理由は、さすがに軽いとは言えなくなってしまった。
厚生省から、障害が軽過ぎるのでという理由で却下通知が来た。その後、斉藤さんは再び病状が悪くなって、昭和二十九年岩手医大に入院、生死の間をさまようという状態になった。これだけ病状が悪くなってもなお却下するのだろうか。昭和四十八年五月ごろに第二回の申請を出した。しかし再び却下通知であった。今度の却下理由は、さすがに軽いとは言えなくなってしまった。
このように、この審査制度によりまして、ほぼ不服申し立ての三件につき一件が権利を救われるのでございまして、この審査制度は、国民に行政が信頼されるためにもよい制度であるのでございまするが、残念ながら、政府のこれに対する広報が不十分なのと、それから、中村さんの事件につきましても申し上げまするが、年金支給の却下通知あるいは年金支給の停止通知などをいたします場合に、審査請求ができるということが決定通知書に書いてはございまするが
でありまするから、この行政不服・審査法によりまして教示という制度が設けられまして、不利益処分をしまして却下したときには、審査請求することができるんだと、どこに審査請求しなさいというふうな教示をすることになっておりましても、その却下通知書の中に二、三行、何月何日までにどこどこへ審査請求することができますという程度の書面では了解できない人が多いのです。