1954-04-27 第19回国会 参議院 法務委員会 第24号
つまりこの法案をお作りになるついでに、何か言論に別の影響を与える、又そのついでに何らか特殊なものが生れて来たのでは、却つて言論が大きく阻害されるのではないかと存ずる次第でございます。
つまりこの法案をお作りになるついでに、何か言論に別の影響を与える、又そのついでに何らか特殊なものが生れて来たのでは、却つて言論が大きく阻害されるのではないかと存ずる次第でございます。
して申しますれば、異を立てて、殊更に異つたことを立てて難を構える、そうしてそれを闘争の目的に利用して、そしてそれを世論、又は会議の進行を混迷錯雑に陷れるという言論に対して、一つの私のほうから申せば、何かはつきり反省を求むべき立派な言葉であると常に考えておりまするが、そういう私は感覚、見解から以ちまして、殊更ここでこの兼岩君のお話のごとく、何か決定的な、又権力的なものを以て制約をするということは、却つて言論
それ故にこそ吉田総理は、予算委員会の審議の席におきましても、口では全面講和が望ましいということをたびたび言つておりますが、実際は却つて言論、出版、集会の自由を剥奪し、全面講和運動を彈圧しておるのであります。本予算案はかかる吉田政策の集中的な現われである。これは日本人民のための予算ではなくて、むしろ外国のための予算と言つたほうがいい。
それ故にこそ、吉田総理は、国では全面講和が望ましいとしばしばこの委員会においても述べたのでありますが、事実は何らそのために努力するところがなくて、却つて言論、出版、集会の自由を剥奪し、全面講和運動を弾圧しているのであります。 ところで、本予算はこのような吉田政府の集中的現われであります。これは日本人民のための予算というよりも、外国のための予算の性格が強いのである。