1954-11-29 第19回国会 参議院 決算委員会 閉会後第24号
また外廓団体の関係について見れば、もともと外廓団体なるものは、国鉄の経営及びその発展に寄与するためのものであるのに却つて国鉄に寄生上、その利潤を蚕食しているような世上の疑惑を招いている事実は、国鉄にその全経営を掌握する統制力が欠如していることに基因すると言わねばならない。
また外廓団体の関係について見れば、もともと外廓団体なるものは、国鉄の経営及びその発展に寄与するためのものであるのに却つて国鉄に寄生上、その利潤を蚕食しているような世上の疑惑を招いている事実は、国鉄にその全経営を掌握する統制力が欠如していることに基因すると言わねばならない。
ともすると合理化というとすぐ首切りになつて来ることは、これは今までの外国の例で見ましても、又日本の例によりましても明らかなところなんでありますが、私はそういうような意味での審議会であつたならば、却つて国鉄の発達を阻害するものではないか。
小酒井委員より、非民主的な行き方において一方的に実施されんとする国鉄の機構改正については延期することを適当と認めるとの賛成の意見の開陳があり、鈴木委員よりは、かかる重大な変更については当然国会と協力してなすべきであるとの道義的責任あるものとして、当分延期するこの決議案の主旨に賛成の旨意見の開陳があり、又植竹委員よりは、日本国存鉄道の機構の変更は、すでにその実施を迫つていることであり、これを延期するときは却つて国鉄
即ち国鉄の経理面から見まして運賃値上は避け難いということはよく存じておりまするが、一国経済への打撃を軽減するために、これを漸進的に而も計画的に行いまして、特に今日の不況下に悩んでおりまするところのこのときに、運賃値上が却つて国鉄の利用減となりまして、更に收入減を招くことを我々は考えなければならないのであります。
即ち国鉄の経理面から見まして、運賃値上は避けがたいものといたしましても、一国経済への打撃を軽減するためには、これを漸進的に計画的に行なうべきでありまして、特に今日の不況の下におきましては、運賃値上が却つて国鉄の利用減となりまして、先の旅客運賃六割の値上の際におきましたるごとく、收入不定の事態さえ予想せられるのであります。