1954-04-23 第19回国会 参議院 本会議 第38号
政府は、公務員に対しまして温情を以て臨むという気持は十分わかるのでありまするが、現在のような状態では、国民が納得しないばかりではなく、却つて公務員の責任感を薄くする虞れさえあるのではないかと思うのであります。
政府は、公務員に対しまして温情を以て臨むという気持は十分わかるのでありまするが、現在のような状態では、国民が納得しないばかりではなく、却つて公務員の責任感を薄くする虞れさえあるのではないかと思うのであります。
そうしますと、こういう明文で以て公務員法の原則の例外を設けて、あたかも整理をされる公務員の最後に残された権利を剥奪するかのような印象を與えるよりは、あつさり第二回の整理と同じように、これを取り去つてしまつたほうが、政府としても却つて公務員の権利を無暗に抑圧するというような印象を受けないでいいのじやないか、私はこれは政府のために忠告申上げるわけです。
○竹下豐次君 先ほどから総裁の御意見を承わつておりまするというと、整理基準を作る、それによつて裁くということになるというと、却つてこの者は能率が悪いとか或いは性格が悪いとか、そういうふうなことについても烙印を押されるような結果を生ずるので、却つて公務員の保護にならないという思いやりを十分持つておられるように承わつたのでありますが、各官庁で整理する場合には、やはり何らかの整理基準というものを作らないというと
併しただ問題は、その土着的生活環境が、又却つて公務員の職掌、職場と、地方住民との間におきまする密着と因縁の関係の濃厚から、ややもすれば公の影響を與えやすい、その立場の利用の過度によりまして、元来公正で中立性を保持されなければならない公務員の純然たる立場といたしましては、従来とかく逸脱した嫌いが時によりまして散見されたのであります。
と申しますのは、職階制は非常に技術的なむずかしい問題でございまするし、同時に成績主義の原則から申しまするならば、これを採用して行かなければなりませんのでありまするが、余り窮屈な職階制というものは、却つて公務員を伸ばして行く上において適当でないとも考えられまするので、非常にこれは愼重に準備をし、研究をいたしました上で採用するという考え方から、特に都道府県とか、五大市につきましては、公布後一年半、その他
○政府委員(賀來才二郎君) これには明確に出ておりませんが、我々の考え方といたしましては、公務員法において、身分の保障がついておりまするし、又その待遇においても、政府がこれを保障する責任を負つておるのでありますが、我々は、あの公務員の保障の程度よりも、この公共企業体の保障は、労働組合法を適用せられ、團結権を持ち、團体交渉権を完全に持つておるといろ点においては、却つて公務員よりも有利な生活條件が得られるのではないか