1988-05-13 第112回国会 衆議院 地方行政委員会 第15号
時代とともに確かに危険物の管理技術はどんどん向上するかもしれませんが、危険物そのものは危険物であるのだから、これは何ら変わらないだろう。量がどう変化するのか。やはり危険だという点では変わらないだろう。そういうものをちゃんと法律的に今まで決めておったものを、何で政令に任せなければならぬのであろうか、いろいろとやり方はあるにしても。
時代とともに確かに危険物の管理技術はどんどん向上するかもしれませんが、危険物そのものは危険物であるのだから、これは何ら変わらないだろう。量がどう変化するのか。やはり危険だという点では変わらないだろう。そういうものをちゃんと法律的に今まで決めておったものを、何で政令に任せなければならぬのであろうか、いろいろとやり方はあるにしても。
ただ、それによりまして消防機関側が危険物そのものについてすべて民間の自主管理に任せるという意味ではなくて、消防機関側としてはやはり今までどおり、どこにどういう危険性があるものが貯蔵されているか、取り扱われているかということをきちんと把握できる体制は従来どおりとっていくわけでございます。
たとえば神岡線のことを考えますと、ここでは危険物輸送という問題があり、量の問題でも数の問題でもない、危険物そのものを国鉄の輸送にゆだねることによって、地域住民の日常生活の安全をも確保していかなくてはいけないという、こんな考え方のもとに神岡線の存続運動というのが行われてまいりました。
いまお話がありましたように、コンビナートにもいろいろありまして、新しいコンビナートは比較的保安設備、防災設備も完備しておりますけれども、川崎のような非常に都市に密接をしているコンビナートもございますし、それから、新しいものについてはいろんな消防法の改正その他で対応ができますけれども、古いものの検査というものは、なかなか実際的に言うべくしてむずかしい、こういうところがあるわけでございますし、また、危険物そのものはそれほど
○永瀬説明員 消防が所管いたしております危険物につきましては、ガソリン類を主体といたします燃えやすいもの、これが主でございまして、危険物そのもので爆発性を有するというものはきわめてまれでございます。しかしながら、いままでの例から見ますと、その危険物が使われましていろいろに配合されたりなどいたしまして爆発する、こういう使用用途があるようでございます。
これらと関連する問題でございますけれども、危険物そのものではないにいたしましても、今日の都市の構造あるいは建物の全体を通じまして、一たび災害が起きるならば非常に大きな損害が生ずるであろうと思われます高層建築でありますとか、地下街というようなものについての対策も、これからやはりもっとこまかく検討をしていく必要があるのではないかと考えております。