1950-11-26 第9回国会 衆議院 本会議 第5号
かくのごとく、経済的危機を救つたものは、吉田内閣の政策にあらずして、朝鮮民族の不幸なる血で血を洗う内乱と、米国を中心とする国連軍の血の犠牲であつたことを忘れてはならないのであります。(拍手) 特需と並んで注目されるものは輸出の増加であります。現在、世界中で生産力に余裕を持つている国は日本とドイツだけであり、他の国々は、ほぼ完全操業の形となつているのであります。
かくのごとく、経済的危機を救つたものは、吉田内閣の政策にあらずして、朝鮮民族の不幸なる血で血を洗う内乱と、米国を中心とする国連軍の血の犠牲であつたことを忘れてはならないのであります。(拍手) 特需と並んで注目されるものは輸出の増加であります。現在、世界中で生産力に余裕を持つている国は日本とドイツだけであり、他の国々は、ほぼ完全操業の形となつているのであります。
われわれが救農臨時国会を召集すべしと要請したゆえんのものは、吉田内閣の超均衡予算方針が五、六月ごろに至つてようやく深刻に現われまして、すなわち農産物の相対的下落、鉄状価格差の拡大、金融の逼迫、農業協同組合の財政的危機、税金攻勢等の諸現象が顕著になつて参りましたのを、これを契機といたしまして、国会において根本的な農業政策を立てる必要があると考えたからであります。
その後野党各派が、急迫せる農村の危機と、台風災害対策等の緊急事態にかんがみ、救農臨時国会の召集を成規の手続を経て要求したのでありますが、政府はあらゆる口実を設けて今日まで開会を引延ばして来たのであります。しかもその間、廣川農林大臣は、野党のいう救農臨時国会の名称は適切でない、われわれはもつと積極的な興農国会として臨時国会を開くと大みえを切られたのであります。
しかも税がとれなくなつて来たことを、最大の原因といたしまして、これは地方財政委員会の委員長自身がおつしやられましたように、シヤウプ勧告実施以前に、地方の財政的な危機がさかのぼるかもしれないということを、はつきり言つておられます。このことは私非常に重要だと思う。何となれば、この部屋で、この委員会で数箇月前に地方税法を審議した。しかもその際には塚田君自身が自由党を代表されて、賛成の演説をなされておる。
ここにおきまして全国の生産者諸君は、現在危機に瀕しておる漁業経営の現況からいたしまして、熾烈な反対をなされておるのであります。これらの諾情勢を勘案されて、農林大臣は中央卸売市場法第十七條を発動されて、手数料の引上げをいましばらく延期するよう通達をなさつたのであります。
朝鮮動乱の勃発によりまして世界の危機が切迫した感があつたことは事実でありまして国内におきましても、たとえばか、の悪名を国の内外にとどろかした外交白書のように、朝鮮事件をもつて国連対国際共産陣営の争いであると断じ、尋常の手段では解決できないこの思想戰において、中立などというものは敵前逃亡にひとしいといつたたぐいの世界戰争必至論や、義勇兵の出陣のような好戰的言動が行われ、非武装平和憲法の放棄すらも論ぜらるるに
またこの辺一帶の干潟の五千町歩という広大なる養殖による利用は大きく、県当局はもちろん、水産庁においてもこれが指導と援助にただちに着手して、漁業の危機を打開するとともに、生産向上まで導くようにすべきと考えるものであります。 八月十六日は大分県南部地方へ調査の足を延ばしたのでありますが、戰災による漁場の最も荒廃している佐伯湾附近は、不漁と相まつていたいたしい現実を聞かされたのであります。
いたしました結果に基きまして当局の意見な聽取したいのでありますが、最後に特に重ねて委員長初め委員諸君に御協力を得たいことは、われわれ建設委員が第一国会委以来主張して参りました国土総合開発に関する基本法は、行政当局の成案をお手並拜見という立場から、われわれ独自の法案を準備しながら提出せず、政府案を可決成立せしめて来たのでありますが、その後法の内容があまりにも机上的であるため、国土開発法の権威は今や輿論のため危機
これをこのまま放置して置きますれば共済組合連合会の運営が極めて危機に瀕する、こういうような問題が起つて参りますので、これにつきましていろいろ御審議を願いたいと存ずる次第であります。 第七は、農林関係予算に関する件でありまして、二十五年度の補正予算並びに二十六年度の予算につきまして、農林関係の予算を政府より説明を聞き、これについての審議をする。こういうことでございます。
今の民主政治の立場から考えましたならば、これは根本的に重要に問題なのでありまして、若し日本のこういう段階におきまして、殊に朝鮮事変で戰争への危機が非常に叫ばれており、そうして国連協力というような態勢がとられておる。
同じ大学でも、国立大学は言うまでもなく今日非常ないわゆる危機に立つておるのでありますから、おのずからその責任は二重にも三重にも重いだろうと思います。南原学長も、さようお考えだと思うのでありますが、今度のような事件は、はたして突発的でしようか。私どもの考えるところでは、どうもそうではなさそうであります。
そして学生諸君が常軌を逸するというふうなことをおつしやいましたけれども、世界のどこの歴史を見ましても、国がほんとうに危機存亡のときにあるような場合には、純真な、良心を持ち、理性を持ち、かつエネルギーを持つている若い学生諸君こそが、いかなるところにおいても民族のために先頭に立つて鬪いました今、日本の学生はまさにそのために鬪つておると私たちは了解しております。
それから二十五年一月二十四日、電産労働組合東京分会、分断絶対反対危機大会において左のごとく決議した。産業を破壊する電気事業分断反対、電気事業の一社化促進、電源開発促進、料金の値上げ反対、こういうようなことであります。
又今回当委員会からも要望をした事項等についても、尤も昨日のことであるから分らない話でありますが、いずれにいたしましても当委員会からもこういうふりに要求されている、地財からも要求されているということは、地方自治体の財政上の危機或いは窮迫、こうした状態に対して当然措置すべき事態は非常に大きな問題だろうと思うのでありまして、内閣におきましては、すでに地財から要求されている問題、併せてこれらの問題に対して、
従で二十六年度地方予算においては、平衡交付金は本年度に比し、少くとも、三一六億円を増加して一、三六六億円程度を必要とし、この程度の増額措置が講ぜられなければ、来年度地方団体の財政運営は再び危機に陥る実情にある。
○受田委員 厚生当局で非常に努力された結果、今の程度に予算が考えられておるということも一応うなずけるのでありますが、私が特にここで主張するのは、目前に危險にさらされておる、今田邊さんが言われたように、厚生省で調べたところでは、とにかくすぐ手をつけなければならぬという重大な危機に瀕しておるものが、予算の都合でこれが認められなかつたということなんです。これは私は問題だと思います。
○受田委員 田邊さんが先ほどいわれた数字の中に、引揚者の集団住宅は非常に危機に瀕して、危險率の高いものが大体四千戸ある、それに基いてさしあたり疎開施設を要するものが二万世帯ある、これを今度の予算で疎開及び新築の方で一億五千万円、補修で一億八千万円という見通しまでついておるということでありますが、非常に危險を感じており、疎開し、新築するという早急の要望にとらわれておるもののきわめて一部が実現して行くというのでは
えられておるかということを、これを生かすか殺すかの最後の線になると思うのでありますが、主計局長なんかはこんなことはてんで問題にならん、こんなことはあり得ないということを言つておりますが、あなた方は、ただ今日こういう漠然とした数字を出しているのか、今までの説明を聞きますと現地調査をやつていない、その数字は集まつていない、そういうことを言つておるうちにどんどん時間が経ち、昨日の毎日の新聞を見ましても、危機
○吉川末次郎君 今の質問及び答弁に関連してでありますが、私はさつき申しましたごとく、当面しているところの地方行政の最大の問題、特に都市の行政の面からすれば、最大の問題は即ち戰災復興、特に緊迫しているところの住宅問題の解決だとか、住宅政策の実行だと思いますが、然らばこの当面している最大の危機的な地方行政の問題を如何なる建設的な方策によつて解決すべきかというようなことは、当然に地方行政調査会議の最大の問題
今山崎先生の御指摘によれば、むしろ非常に法外な高いものになりそうだということさえもある国にはあるわけで、従つてかりにまた安くなつたといたしましても、現在国保が全国的に負つておる厖大な赤字に対して、どれだけ補給するかということも、そう大して補給しないでもいいのじやないかというふうなことから考えるとき、差迫つては財政の赤字から国保が非常に大きな危機に逢着しておるとするならば、強制分業というふうな問題は、
ひいては村の経済そのものも非常に大きな重圧を受けることは、当然のことでありまして、その大きな防波堤としての国民健康保險組合の意義は、今後ますます深いものがあろうと思いますが、それが現存においては非常な危機が迫つておる、崩壊に瀕せんとしておるような事態さえもが、全国的に見られるようであります。
若しこういうことが決定的に相成りまするならば、神奈川県の教育というものは非常なる危機にまあ逢着するというふうに思われるのであります。国民を代表せられまする国会が御策定になりました教育基本法にも、新日本の建設はその根本において教育の力に俟たなければならんと言つておるわけでありますけれども、現実には予算がなければ十分なる教育はやりにくいのであります。
能楽などになりまするというと、これは技術の方面もでありまするが、随分能楽の衣装とか、面とか、道具とかいうようなものが危機にさらされておりまするので、そういうようなものが散逸してしまいまするというと、能楽を催すことができない、まあ差当り今問題になつておりますものは金春の本流であります。
○松原一彦君 御承知のように、九州方面では特に国民保険が今危機に陥つておりまして、大分県でもすでに休止状態のものが大部分でございまして、かろうじて続けておりまするものが八十ヶ町村に過ぎないのであります。これは将来、近く行われる社会保障制度の実施の上から見ても、医療が当面の急務である関係から非常に重大な問題だと思うのであります。
農林省は明年度予算において灌排水川電力料金につき、一定額の補助金を支出するよう経費の計上をはかつたのでありますが、目下削減の危機にさらされていることは、真は遺憾にたえません。この点につきましては愛知、岐阜両県の現地側から強い要望を受けたのであります。 最後に挙母開拓事業について申し上げます。