1953-02-09 第15回国会 衆議院 決算委員会 第10号
本件は東京法務局渋谷出張所構内印紙売捌人権正永吉等を中心とする、いわゆる印紙偽造団が、不正の方法によりまして、使用済みの印紙を大量に入手し、その消印を除去して、これを多数の司法書士等に売却交付し、これらの司法書士等が、主として東京都内各所の登記所において、その印紙を登録税の納付に使用していた事件でありますが、捜査が完了していないために、その全容はまだ明らかにされておりません。
本件は東京法務局渋谷出張所構内印紙売捌人権正永吉等を中心とする、いわゆる印紙偽造団が、不正の方法によりまして、使用済みの印紙を大量に入手し、その消印を除去して、これを多数の司法書士等に売却交付し、これらの司法書士等が、主として東京都内各所の登記所において、その印紙を登録税の納付に使用していた事件でありますが、捜査が完了していないために、その全容はまだ明らかにされておりません。
本件の印紙偽造団による事件も、やはり昭和二十五年から二十七年までわたつております。そこで今度は法務局関係のようでありますが、通産省という名前も第四に印紙出所として出ておりますが、このよつて来るところは何でありますか。
○伊藤修君 それは登記官吏がすでに使用した印紙を剥いで再使用するという犯罪ですが、私の今聞いておるのは左藤さんの御質問と関連して、いわゆる大掛りな印紙偽造団によるところの頒布状況を聞いておるのです。その事件がすでに三重県にしろ愛知県にしろその他相当挙つておると思うのです。あなたおわかりにならなければ検務局長に一つ調べて頂いて後刻御答弁願いたいのです。