1991-11-26 第122回国会 衆議院 国際平和協力等に関する特別委員会 第7号
そのほか紙、学校制度、大学、印刷術、茶の湯、琴、囲碁、将棋、マージャン、尺貫法、こう続くわけですが、これを見ますと、日本の文化というのは、少なくとも明治のころまでの文化というのは、ほとんど中国大陸、半島から来ているんだということの実感を持つわけですが、これについて総理、今挙げたことについての御感想あったらお聞かせ願いたいと思います。
そのほか紙、学校制度、大学、印刷術、茶の湯、琴、囲碁、将棋、マージャン、尺貫法、こう続くわけですが、これを見ますと、日本の文化というのは、少なくとも明治のころまでの文化というのは、ほとんど中国大陸、半島から来ているんだということの実感を持つわけですが、これについて総理、今挙げたことについての御感想あったらお聞かせ願いたいと思います。
印刷術から始まりまして、コンピューターや光ケーブル、宇宙衛星など、著作権法はその時代の人類の到達し得る技術に常にかかわっているのでございます。その点におきまして、著作権法は常に新しい課題に直面する宿命を担った法律でございます。技術開発のテンポが速いだけに、対応がおくれますと著作権制度の一部が空洞化することになりかねないのでございます。
振り返ってみますと、昔はいろいろな思想あるいは絵というようなもの、音というものはなかったですが、絵にかいたものあるいは字で書いたものはそれはそのものだけでありまして、それにグーテンベルクというような人が印刷術を見出す、あるいはまた木版画とか、あるいはリトグラフとか、そういうものがありまして、それが大量につくられるようになってきたということは、そういう科学技術の進歩がありまして、人々はそれをかなり安く
著作権の歴史といいますのは、国際的に申しますと一八八六年のベルヌ条約に始まっているわけでございますが、当初条約では、例えば私小説であるとか音楽あるいは絵画等の美術といったような、著作物の範囲も比較的少なく、また利用手段も印刷術によるものあるいは生演奏といったような程度のものが主流でございました。
全体アバウトのことしかわからないんですが、背の歌を歌う人あるいは作曲家も一つ一つ書いたのが、印刷術というものができて、その間に利益配分が行われた。また印刷物でも印刷所ができて、それが多くの人に見られるようになった。そこでまた利益配分というものが起こってきた。
それから、新聞における言論独占傾向のお議でありますが、こういう席でそういうことを申すことが適当かどうか、そういう判断はできませんが、まあお話でありますから私の感じを簡単に申し述べますと、これもまた、印刷術の遊歩、通信方法の科学の進歩によりまして、最近非常な勢いで全国的に言論機関の大きな独占的支配が進みつつあるように思います。戦前にもそういう危険があったのであります。
國立博物館の最近催した北斎百年祭記念浮世絵展覧会を見ても、当時如何に文化に関係深き木版の印刷術が進んでいたかが分る。否、それより二百年も前に天海僧正が木材で作つた活字、いわゆる木活で、佛教の大聖典たる大藏経を出版したことを思えば、鎖國と日本文化との関係も再檢討さるべきである。平和の日本はこの例に倣い、徒らに悲観せず、大いに文化方面の進出を企画すべきである。國語、國字の整理の如きもその一つと信ずる。