1951-05-17 第10回国会 衆議院 本会議 第35号
次に対日援助費の削減に対しての対策でありますが、対日援助費の削減に見合う占領軍維持費の増額によつて、国際収支面では実質的には変更がないとしても、対日援助費が削減されれば、これに伴つて見返り資金の積立ては今後減少することが予想される。
次に対日援助費の削減に対しての対策でありますが、対日援助費の削減に見合う占領軍維持費の増額によつて、国際収支面では実質的には変更がないとしても、対日援助費が削減されれば、これに伴つて見返り資金の積立ては今後減少することが予想される。
そうして占領軍維持費に二千億以上の莫大な支出を年々重ねて行かなければならぬ、これに対して国民は非常な疑惑を持つているのであります。しかもそれが一体合理的に使われているかどうか、これに対しては、さらにさらに深い疑惑を持つている。例の大橋法務総裁の二重えんとつ事件といい、終戰後使われた終戰処理費四千数百億、これらの半分以上はだらしなく使われている。