2006-03-08 第164回国会 衆議院 外務委員会 第3号
それからもう一つは五D、ディスアーマメント、ディミリタライゼーション、ディスインダストリアルゼーション、ディセントラリゼーション、デモクラティゼーション、いわゆる武装解除、軍国主義排除、工業生産力破壊、中心勢力解体、民主主義化というその五つの五Dという政策も同時にこの米国軍の日本に対する占領統治政策として、占領行政政策命令として出ておった。
それからもう一つは五D、ディスアーマメント、ディミリタライゼーション、ディスインダストリアルゼーション、ディセントラリゼーション、デモクラティゼーション、いわゆる武装解除、軍国主義排除、工業生産力破壊、中心勢力解体、民主主義化というその五つの五Dという政策も同時にこの米国軍の日本に対する占領統治政策として、占領行政政策命令として出ておった。
明治維新と状況は似ていますが、明治維新が黒船来航を契機に日本人が自発的に沸き起こした変革だったのに対し、戦後処理は、敗戦を契機に連合国、とりわけアメリカ主導の占領統治政策によって強制的にもたらされた変革でした。戦後の日本は、敗戦国であるがゆえにすべてをアメリカにゆだね、伝統的な精神性や自尊心をも捨ててアメリカからの恩恵にあやかってきたのです。
つまり、戦後直後、占領統治政策がまだ明確ではない、どのような形で今後その戦後復興が行われていくのか、占領統治が行われていくのかということがまだ分からない、イラク国民に見えない状況が一番アメリカに対する攻撃が少なかった。しかし、徐々に徐々にその統治政策が明らかになっていくにつれて攻撃が増えていったということをもって私は占領統治政策は失敗であったというふうに申し上げているわけです。
(拍手) 終戰以来五箇年の長きにわたるマツカーサ上元帥の占領統治政策を私どもは静かに顧みるに、その後日本の状態は日に日に回復せられておつて、マツカーサ元帥は、内政問題についてはなるべく日本の自主解決を希望しておられるようでございます。