2010-03-23 第174回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
そして、七二年に返還はされましたが、それ以降の状況においても言わば先輩後輩、そういう関係の中で、現場のこれまでやってきたやり方の中で、言わば占領カルチャーであり占領メンタリティー、その占領文化というものが続いてしまったということが、沖縄の方々にとって日本の主権者としての尊厳というものを多々損なうような状況が起きてきたのではないかということが私の基本的な理解なのであります。
そして、七二年に返還はされましたが、それ以降の状況においても言わば先輩後輩、そういう関係の中で、現場のこれまでやってきたやり方の中で、言わば占領カルチャーであり占領メンタリティー、その占領文化というものが続いてしまったということが、沖縄の方々にとって日本の主権者としての尊厳というものを多々損なうような状況が起きてきたのではないかということが私の基本的な理解なのであります。
そして、こういうことが、私が先ほど申し上げました占領体質、占領文化という問題の本質ではないかと思うわけです。 この状態を変えられなかったということは、この数十年間の日本の問題であります。しかしながら、新政権はマニフェストに大きな公約を掲げて、それがどこまで、どの大部分まで守られるかということについて、必ずしも交渉相手があることですから定かではございません。それは重々分かっております。
今、占領文化、占領メンタリティーの固定化というような御指摘があったわけでございますが、沖縄の本土復帰が七二年まで実現しなかったことは事実でございます。それが今御指摘の点を生んだかについては種々御意見があろうかというふうに思いますが、現実は、この在日米軍専用施設・区域の七四%が沖縄に集中しているということでございます。