1954-01-29 第19回国会 衆議院 本会議 第7号 かかる見地からすれば、現在の憲法はまさにマツカーサー元帥の占領政策基本法ともいうべきものであつて、自由意思すなわち道徳性の根拠のない根本的規範は、まことに血の通わざる死体にひとしいのであります。そこで、自由意思を回復した今日においては、当然新たなる憲法を創定して、占領下の憲法を廃止することが最も民主主義的措置であると思うのであります。(拍手)ここに真の日本の民主主義が誕生するのであります。 中曽根康弘