1979-06-05 第87回国会 参議院 外務委員会 第15号
御案内のとおり、ガリオアは、昭和二十年以降、米国の占領地救済資金と申しますか、そういった性質の資金からの物資の供与でございます。わが国あるいは占領地、そういったものの飢餓、疫病あるいは社会不安の防止を主たる目的とするものでございます。
御案内のとおり、ガリオアは、昭和二十年以降、米国の占領地救済資金と申しますか、そういった性質の資金からの物資の供与でございます。わが国あるいは占領地、そういったものの飢餓、疫病あるいは社会不安の防止を主たる目的とするものでございます。
わが国がアメリカ政府から最初の援助を与えられたのは、昭和二十一年の春、占領地救済資金によって食糧、肥料、石油、医薬品等の諸救援物資が輸入されたのに始まるのであります。続いて二十三年からは、このガリオアに加えて占領地経済復興資金並びに軍関係物資放出という二つのルートによって物資が供給されたのであります。
あるいはまた、ガリオアについては、これは占領地救済資金でございますから、オーストリアとか韓国などの例のように、われわれとしてはこれは切り捨ててしまう、復興資金については何とか考えよう——私どもはまた別の点から反対でございますけれども、少なくとも復興資金につい考えていこうじゃないか、そして復興資金から韓国の石炭代金などを差し引くという交渉が、少なくとも自由党内閣においても、池田内閣においても、私はされないはずはなかったと
ガリオア資金というのは、占領地救済資金、ガバメント・アンド・リリーフ・イン・オキュパイド・エリアズの訳語でありまして、占領地救済のために設けられたアメリカ陸軍省の予算でございますが、日本、沖縄、ドイツ、オーストリア、朝鮮等に供与されたことは御承知の通りでございます。
これらは全く占領地救済資金であり、援助資金でもあったわけであり、贈与の形式で放出されたものと考えるべきが至当でありましょう。日本の場合は、西ドイツの場合と違って、受領に選択的意思もなく、数量も、また品質も不明であり、受け取る場合もまことにその価格は不明であったのであります。
申し上げるまでもなく、ガリオアというのは、、ガバメント・アンド・リリーフ・イン・オキュパイド・テリアズ、このかしら文字を綴った呼称でございまして、一九四七米会計年度から一九五三米会計年度まで続いた米国の予算の科目であり、通俗に、占領地救済資金、こういうものであり、その目的は、占領地における飢餓、疾病または社会不安の防止をはかるため、主として食糧、肥料、医薬品など、救済的性格の物資を買い付ける、こういうことにあったかと
だからガリオアと言えば、言うまでもなくこれは占領地救済資金でありまして、これによつて援助された物資は、通常の貿易による輸入ではないはずであります。先にも述べましたように、国会が感謝決議を行なつたのは、率直に申して、これを債務の伴わざる純粋の援助だと考えたからであることに間違いはありません。
これに理由なきにしもあらずでありまして、たとえばガリオアというのは、申すまでもなく占領地救済資金であります。占領地というのは日本ばかりじやありませんで、日本の一部と言えば言えるのでありますが、沖繩も入つておりますれば、あるいは朝鮮も当初入つておつたのであります。
アルゼンチンは早魃のため今年は一粒の麦も入荷しておらず、契約もしていない、ただアメリカだけは大体平年作だが、世界の輸入国の買付が全部アメリカ麦へ殺到したため価格が値上り、昨年百四十二万トン入つたのが今年は三月末で三十七万トン程度しか契約されていない、また昨年までアメリカから輸入したものには占領地救済資金が相当あつたが、これが打切られたので、今後は自力で買付を行わねばならないといつた悩みはある、」、まあ
そういうことになりますると、現在アメリカの陸軍省の予算の中から、いわゆる占領地救済資金あるいは復興資金、いわゆるガリオア、イロアの両資金で日本は援助を受けておるわけでありますが、もし講和條約によつて日本に対する軍事占領がなくなると、このアメリカの軍事費からの援助がなくなる。そうしますと、一体それ以後の日本に対しまする米国の経済援助というものはどういうことになるのか。
特に占領地救済資金が減りまして、コンマーシヤル・フアンドで相当食糧を入れなければならんというような情勢に相成りまするならば、やはり國内の供出というものにつきまして決して軽くはならないので、まあ適正にやつて参りますことは勿論でありますけれども、なかなかきつい状況になる場合もあり得ると、かように思います。
この借前の処理は、あるいは占領地救済資金、あるいは回轉金その他によつて米國から借りて行くようになるだろうと思いますが、將來の処理はどういうことになるのであるか。また現在までのものをいかに処理して行かれるか。こういうことを伺いたいと思います。
○政府委員(永井幸太郎君) 一本レートになりましたならば、アリカの陸軍予算で以て來まする食糧を、そのレートで拂下げをするようになりますか、或いは食糧だけは別にせよ、占領地救済資金で以て來まするものに対してはやはり日本の生産物の生産者價格と同じようにして賣下げろということを言われるか、どちらとも分りませんのです。
ただこの日本に対する食糧等を占領地救済資金で買つて供給しましたものを、これをどう決済するかは今後の問題でありまして、おそらく講和会議等の際に、その問題ははつきりすると思いますが、さしあたりはこちらからは何らの資金の決済もしておりませんし、物資の裏づけもしておりません。結局私の方では貿易廳から大体國内の生産者価格によりまして、これを買入れまして配給いたす、かような次第であります。