1948-07-03 第2回国会 衆議院 司法委員会 第49号 しかして九州各管内の高等裁判所への控訴事件数を比較致しますると、第五位にあるのでありますが、これは被告人が現に控訴の意思を多分に有するにもかかわらず、交通不便なために、経済的打撃を顧慮してやむなく控訴を断念するものが、大半を占むるのゆえで、これを鹿兒島市において直接控訴審の審判を受くることができますならば、控訴件数は、著しく増大するものと思考するのでありまして、かくてこそ、初めて新憲法の精神にも副い 上林山榮吉