1985-05-23 第102回国会 参議院 農林水産委員会 第17号
第一、地域の条件等に対応した単位当たり価額の算定。二、適正な標準収穫量と基準収穫量の設定。三、的確な損害評価の確立の指導。四、共済金の早期支払いに役立つ事務の簡素化等に努めるようといった、その改善を求めるという要望がこの附帯決議に出されておりますね。 そこで最後にお尋ねしたいことは……
第一、地域の条件等に対応した単位当たり価額の算定。二、適正な標準収穫量と基準収穫量の設定。三、的確な損害評価の確立の指導。四、共済金の早期支払いに役立つ事務の簡素化等に努めるようといった、その改善を求めるという要望がこの附帯決議に出されておりますね。 そこで最後にお尋ねしたいことは……
○政府委員(後藤康夫君) 地域条件等に対処した単位当たり価額の算定という御決議につきましては、単位当たり価額は、共済目的の種類等の細区分ごと、都道府県内の価格差の実態に応じて区分された地域ごとに主務大臣が定めるということにいたしまして、地域の実態に対応したものにすることにいたしております。
それから果実の単位当たり価額については、品種間及び県内の地域間の格差を設けるような価格差によりまして、それを反映するような細分化を単位当たり共済価額について設けていくといったような改正をいたしておりまして、これによりまして、かなり専業的な農家に対しましても、その実態に応じました共済が実施できるということで、その加入率の増加を大きく期待しているところでございます。
本案は、農業災害補償制度の健全な運営に資するため、蚕繭共済の引受方式の改善丁共済金支払い開始損害割合の引き下げ、家畜共済の共済掛金国庫負担割合の引き上げ、果樹共済における収穫共済の果実の単位当たり価額設定方法の改善、共済掛金率割引制度の導入、損害てん補方式の改善合理化、災害収入共済方式の試験実施と樹体共済の改善等を行おうとするものであります。
二、果樹共済の実態にかんがみ、地域条件等に対応した単位当たり価額の算定、適正な標準収穫量と基準収穫量の設定、的確な損害評価の確立を指導するとともに、共済金の早期支払いに資するよう事務の簡素化等に努めるごと。 三、果樹共済における災害収入共済の効果的な試験実施に努め、さらに暴風雨、ひよう害以外の特定事故についても、調査検討を進め、病虫害事故除外方式の早期実施を検討すること。
○政府委員(松浦昭君) この単位当たり価額の細分化というものは、保険の事業というものの具体的な実態に即応した形で共済金額の設定をしていきたいという考え方から出ておるわけでございますけれども、確かに先生がおっしゃられますように、細分化した場合にはやはり引き受けとか損害評価において現状より労働力がより要るということで、大変な事務であるということはよくわかっております。
その一は、果実の単位当たり価額の設定方法の改善であります。 現行の果実の単位当たり価額は、果樹の種類ごと及び都道府県の区域ごとに定めておりますが、品種間、地域間等の価格の格差を十分反映するようこれをさらに細分して定めることができるようにすることといたしております。 その二は、共済掛金率割引制度の導入であります。
○松浦(昭)政府委員 今回の改正の立案の見地につきましては、ただいま大臣から御答弁があったとおりでございますが、やや具体的に申しますと、果樹共済につきましては、事故除外制の拡大、無事故割引制等料率の割引制度の導入によりまして、技術水準の高い果樹栽培農家の加入を容易にすることが第一点でございますし、また、果実の単位当たり価額設定の細分化、半相殺方式の導入、全相殺方式における支払い開始損害割合の引き下げ
本案は、最近における農業事情の変化等に対処するとともに、本制度の健全な運営に資するため、果樹共済については、果実の単位当たり価額の設定方法の改善、共済掛金率割引制度の導入、損害のてん補方式の改善と合理化及び災害収入共済方式の試験実施等の改善と合理化を、蚕繭共済については、引き受け方式の改善、共済金支払い開始損害割合の引き下げ及び共済事故の拡大等の充実と合理化を、また、家畜共済については、馬及び肉豚に
さらに技術的な水準の高い果樹農家の保険需要にこたえるといったようなことが必要であり、またこれが加入を容易にするというための非常に重要なポイントでございますので、果実の単位当たり価額の設定の細分化といったようなことを考えてみたい。
その一は、果実の単位当たり価額の設定方法の改善であります。 現行の果実の単位当たり価額は、果樹の種類ごと及び都道府県の区域ごとに定めておりますが、品種問、地域間等の価格の格差を十分反映するようこれをさらに細分して定めることができるようにすることといたしております。 その二は、共済掛金率割引制度の導入であります。
また、先生もよく御承知のように、果樹の単位当たりの価額につきましても地域別にもう少し細分化しなければいけないということもございまして、たとえばブランドの非常に売れている地域につきましては特別の共済価額を設定する、あるいはリンゴの中でふじと国光とが一緒の共済価額を設定しているというようなことにも問題があると思いますので、そのような意味での共済の単位当たり価額設定の細分化といったようなこともやってみたい
また、補償内容につきましては、単位当たり価額の引き上げ、付保割合の引き上げの指導等を通じてその充実を図ってきているところでございますが、果樹共済は本格実施以後多額の赤字を生じている実態でもございますので、加入の伸び等を見ながら慎重に検討してまいりたいと思っておるところでございます。
○芳賀委員 次に、収穫物の単位当たり価額の基準ですが、この点についても、それぞれの作物の価格設定の基礎が異なっておるわけであって、たとえば農安法の場合には、でん粉原料となるバレイショ、カンショについて政府が生産者基準価格を決定してこれを告示するということになっておるわけですよ。
○神田委員 次に、共済金額の問題につきまして、単位当たり価額の問題では農家はやはり農家手取り価額を希望しております。この辺につきましてはどういうふうな考え方を持っているのか。さらに、一番大事な問題は基準収穫量の問題でありますけれども、この基準収穫量は適正な収穫量を勘案して決められるべきである。
その理由はいろいろございますけれども、同じ作物の種類でございましても、作付時期が御指摘のように違うとか、あるいは収穫量、単位当たり価額の変動が大きくて、施設内農作物の種類ごとにきめ細かく共済金額を設定することが非常にむずかしい状況でございます。
果樹共済につきましては、基準収穫金額は、基準収穫量掛ける単位当たり価額でございまして、この基準収穫量については、四十九年度からもうすでに実施をしております。単位当たり価額の改善につきましては、五十年度から改善をするということでございます。