1961-09-29 第39回国会 参議院 本会議 第4号
歴代の自民党政府が南鮮政府だけを相手にしてきた表面上の理由は、南鮮政府が国連総会で唯一の合法政府であると認められているからということであります。ところが、国連総会の一九四八年十二月のこの決議は、結局、南鮮政府は三十八度以南の南鮮地区で自由な選挙によって成立した唯一の政府であるということであります。決して全朝鮮を代表する正統政府であるとは言っていないのであります。
歴代の自民党政府が南鮮政府だけを相手にしてきた表面上の理由は、南鮮政府が国連総会で唯一の合法政府であると認められているからということであります。ところが、国連総会の一九四八年十二月のこの決議は、結局、南鮮政府は三十八度以南の南鮮地区で自由な選挙によって成立した唯一の政府であるということであります。決して全朝鮮を代表する正統政府であるとは言っていないのであります。
先ほど申しましたように多数国が南鮮政府というものを承認しておるという事実に基いて、日本政府も日本政府の法律上の承認を与えようとしておる。(「まだ与えていない」「政府の答弁と違う」と呼ぶ者あり)その意味において唯一の政府として今度の交渉の相手として、こういうことになると思います。
その朝鮮には実際問題として北鮮政府と南鮮政府との二つがある。ちょうど国際連合の第三回総会ににおいて国際連合は大韓政府を正統な政府としてやるということを認めた点、及びわが国との平和条約を結んだ諸国が北鮮政府を認めておる国がないというようなところがおもな原因だと思うのでありますが、今日までわれわれは南朝鮮の政府を交渉相手としておる。
それに対しまして、ソ連初めソ連圏諸国は、国民政府の代表或いは南鮮政府の代表は正当に朝鮮或いは中国を代表するものとは認められないという異議を唱えまして、そしていろいろもんだ論争があつたのでございますが、結局会議としては南鮮代表及び台湾の代表を中国、朝鮮の代表と認めようということで多数決できまりました。
理事会は第三十九条に基いて、国際の平和と安全とを回復するためにとるべき方法を勧告することができ、必要な勧告はすでに六月二十五日と二十七日にとられたとありますが、そのように残されたる唯一の道である平和の克復のため安保理事会に許されておる勧告権、この勧告権に基きまして連合各加盟国に対して南鮮政府にはこれを援助し、北鮮当局に対しては援助を慎むようにという決議をいたしたわけであります。
南の方には南鮮政府—大韓民国が存在し、北は北鮮人民共和国政府があるようであります。してみますと、朝鮮と申しましても、一概にわれわれの概念上今まで唱えておりました朝鮮とは言えないのでございまして、この場合日本は朝鮮の独立を承認する。それはいかような形においての承認になりましようか。この点を政府において明らかにいたしていただきたいのであります。 〔倉石委員長代理退席、委員長着席〕
それから次に正式結婚か内縁の妻かというような問題もございますが、非常にデリケートな問題でございまして、勿論内縁の場合には、戸籍が残つておるわけでございますが、これが終戦前に向うへ行かれた、そうして内縁の状況にあるという場合丁には、日本人としての帰還ならばこれは問題はないわけでありますが、御承知のように日本人として帰る場合には、朝鮮の、南鮮政府のいわゆる証明書というものが出たわけでございます。
○野坂委員 ちよつと関連してお聞きしたいのですが、南鮮の政府がアメリカ側から認められておるような関係になつておるが、正式ではないでしようけれども、そういうふうな関係上、南鮮政府の代表などを通じて、北鮮の政府側と交渉するというような手は打てないものでしようか。