1954-05-21 第19回国会 衆議院 外務委員会 第53号
このジュネーヴ会議のときにアメリカの国防省が正式に、ソ連の命令した将校の名前まであげて、朝鮮動乱の発端はソ連の使嗾による北鮮軍の南鮮侵入からと発表しておりますから、これについて政府側の御意見を伺いたい。
このジュネーヴ会議のときにアメリカの国防省が正式に、ソ連の命令した将校の名前まであげて、朝鮮動乱の発端はソ連の使嗾による北鮮軍の南鮮侵入からと発表しておりますから、これについて政府側の御意見を伺いたい。
南朝鮮領域から米国軍が撤退したその直後において、突如として南鮮侵入が始まつたのであります。この事実は生きた教訓として私どもは忘れておりません。講和條約の成立によつて国連軍の撤退した後のも本は、軍事的にまつたくの無防備であり、まる裸となるのである。この点から見るならば、今日のわれわれ日本というものはまさに南鮮の李承晩政権よりもさらにもつと脆崩だと申さなければなりません。
○梨木委員 その中に「北鮮軍の南鮮侵入を機に日本共産党は重要産業破壊を狙つて居る、ソ連の犬を監視せよ、民族の産業を守れ」こういうようなビラが出ている事実はあなた知りませんか。
あるいは最近関係方面から日本の有力な労働組合に対して、国連を援助する、あるいはストライキを中止する、あるいは北鮮の南鮮侵入に反対するというふうな問題を指示されておるようでございますが、こういう問題と関連いたしまして、最近まで日本の政府のとりました態度、あるいは日本の警察が用いられた方法を見ますと、やはり労働者のストライキあるいは示威運動あるいは言論、集会などに対する圧迫が日に日に強まつて参つております