1956-12-05 第25回国会 衆議院 外務委員会 第6号
戦前のわが国の国策は、南進国策とか海外発展とか言いまして、外務省や拓務省は、海外におったわれわれ在留邦人に向って、今いる土地に根を張って、わが国の海外発展のために、新日本建設のために、その土地の開拓事業に全力を入れよと言い、母国に送金する必要はないと言って指導してきたのが、当時の日本政府の移民政策であったとするならば、当時も今日も日本政府に変りがないゆえに、敗戦によって海外から裸で引き揚げて苦しんでおるわれわれ
戦前のわが国の国策は、南進国策とか海外発展とか言いまして、外務省や拓務省は、海外におったわれわれ在留邦人に向って、今いる土地に根を張って、わが国の海外発展のために、新日本建設のために、その土地の開拓事業に全力を入れよと言い、母国に送金する必要はないと言って指導してきたのが、当時の日本政府の移民政策であったとするならば、当時も今日も日本政府に変りがないゆえに、敗戦によって海外から裸で引き揚げて苦しんでおるわれわれ
皆様がわが国の戦前の国策を思い出していただきますれば、さぞ御納得のいくことだと思いますが、戦前のわが国の国策は、南進国策とか海外発展とかいいまして、外務省や拓務省は、海外におったわれわれ在留邦人に向って、今おる土地に根を張って、わが国の海外発展のために、新日本建設のために、その土地の開拓事業に全力を入れよといい、母国に送金する必要はないといって指導してきたのが、当時の日本政府の移民政策であったとするならば