1968-08-09 第59回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号
現に政府の代表として現地で非常な努力をしている岸きん、南連所長、この人が切々とした内容で、ある意味では政治的立場を離れて沖繩県で沖繩県民のために働く一人の役人として、いまこそ国政参加が必要である、一切の制限なしに国政に参加さすことが日本と沖繩の一体化にとって必要であるということを言っているわけですね。
現に政府の代表として現地で非常な努力をしている岸きん、南連所長、この人が切々とした内容で、ある意味では政治的立場を離れて沖繩県で沖繩県民のために働く一人の役人として、いまこそ国政参加が必要である、一切の制限なしに国政に参加さすことが日本と沖繩の一体化にとって必要であるということを言っているわけですね。
○政府委員(加藤泰守君) ちょっとことばが足らなかったかと思いますけれども、南連所長が協議の相手にするのは、やはり現地のアメリカの機関でございます。したがって、高等弁務官及び民政府、こういうことになります。
○政府委員(加藤泰守君) 結局、現地の南連所長がし得る事項、協議して合意に持っていき得るような事項、こういうことになりますと、おのずから返還問題なんというような高度のものではなくて、現地において解決し得る内政的なものに中心が置かれるだろうと思います。
○山野政府委員 南連事務所というのが総理大臣の指揮下にございますから、総合的な面では南連所長はやはり総理大臣の全面的な指揮監督にあるわけでございます。しかし、今回加わった協議という権能は、これは……。
それと渡航文書の発給というのは別でございますから、これは外務大臣の権限を、外務事務官を併任しております南連所長が代行し、そうして身分証明書の場合は、総理府の出先機関の長としての南連所長が総理大臣の身分証明書を発給する、こういうことでございます。
そこで、委任されました都道府県知事あるいは南連所長が裁定いたしまして厚生大臣に報告をいたす、こういうことになるわけでございます。