1991-04-25 第120回国会 参議院 外務委員会 第7号
○田英夫君 北朝鮮は南北同時加盟ということを非常に強調しておりますね。特に、もう随分前ですが、一九七二年の金日成主席の高麗民主連邦共和国構想という当時から国連に対する同時加盟、そして一つの議席ということを主張し続けてきているわけですから、この問題は北朝鮮にとっては非常に重大な問題として扱っているというふうに思うのです。
○田英夫君 北朝鮮は南北同時加盟ということを非常に強調しておりますね。特に、もう随分前ですが、一九七二年の金日成主席の高麗民主連邦共和国構想という当時から国連に対する同時加盟、そして一つの議席ということを主張し続けてきているわけですから、この問題は北朝鮮にとっては非常に重大な問題として扱っているというふうに思うのです。
わが国も、南北間の緊張緩和のための諸方策、たとえば南北対話の再開、国連への南北同時加盟等に関しまして、できることがあれば御協力申し上げたいとも考えております。また、南北関係の推移に留意しつつ、今後とも朝鮮民主主義人民共和国、いわゆる北朝鮮との間で経済、文化などの分野を中心に交流を維持し、あるいは交流を通じて南北間の緊張緩和の方途を探求してまいりたいと考えております。
また、浅井議員御指摘の国連への南北同時加盟についても、韓国側は積極的な関心を有していると承知しております。しかし、残念ながら対話の一方の当事者はこれに否定的な反応を示しているようであります。私は、実質的な南北対話の実現は、朝鮮半島の緊張緩和に大きく役立つものであり、こうした対話の実現のため、引き続きじみちな努力が続けられるべきものと考えております。
それは、もう申し上げるまでもなく南北朝鮮がいまのままであるということは、日本、ひいてはアジアにとってまことに不安定な状況をもたらしているわけでありますから、そのためにキッシンジャー長官の国連提案もございますし、わが国においてはさきの本会議における三木総理の演説で、南北同時加盟を所信表明として明らかにされたといういきさつもございます。
(拍手) 総理は、所信表明の中で、みずからがなし得るこれらのことについては何も触れず、他人事のように、国連への南北同時加盟を期待するなどと言っているのでありますが、全く誠意も主体性もない無責任な態度と言わなければなりません。
したがって、南北同時加盟を——そういう先例ももちろんあります。
その上、なお悪いことには、南北同時加盟に対して、アメリカ、イギリスとともに共同提案を行なおうとしているようですが、一体政府は、南北朝鮮の平和的統一を心から願ってそのような行動をとっているのでしょうか、お伺いいたします。 また、このたびの国連総会の焦点は、国連軍の撤退問題もその一つであります。
日本政府が南北同時加盟を希望する決議案の提案国になったということは、日本政府としては一つの朝鮮による国連加盟に反対するという態度、つまり朝鮮統一に反対と理解してよろしいのか、いわゆる自主的話し合い、平和的統一の達成という事業、これは朝鮮問題で一番基本をなす問題であります。
国連における南北同時加盟支持をやめよという御発言でございますが、政府としましては、朝鮮半島における平和と安全が確保され、平和的統一が一日も早く実現されることを願っておりますことは間々申し上げておるとおりでございます。右実現に至る過程における措置として、南北両朝鮮が国連に加盟するのであれば、国連の普遍性を高める見地からもけっこうなことだと考えておるのであります。
あなたはここで南北同時加盟論の提案国になるなどというのは再検討なさい。もう一度検討し直す必要があります。もしあえてあなた方が提案国などになった場合に、また日本の恥を世界にさらすという危険性がある。こういう点責任を持って再検討してもらいたい。この点はどうですか。
○大久保(直)委員 もう大臣は十二分に御承知のように、今秋の国連総会におきましてはいわゆる朝鮮問題に関する国連決議等が、また南北同時加盟というような問題が国連総会での大きな議題になる、このことはもう十中八、九間違いないことだと思いますけれども、私はそうした事態にかんがみて、近い将来また、キッシンジャーかだれか知りませんけれども韓国かいわゆる朝鮮民主主義人民共和国に飛んで、にわかにアメリカと朝鮮との国交