1958-10-30 第30回国会 参議院 外務委員会 第6号
それから、まあ南北ヴェトナムの統一ということが、これはできれば非常にけっこうであるし、私らもできることを望んでおりますが、今事実上二つに分れておって、南にだけ賠償を払って、それからごちゃごちゃと問題が起って、将来もあまりうまくいかないというようなことでは困る。
それから、まあ南北ヴェトナムの統一ということが、これはできれば非常にけっこうであるし、私らもできることを望んでおりますが、今事実上二つに分れておって、南にだけ賠償を払って、それからごちゃごちゃと問題が起って、将来もあまりうまくいかないというようなことでは困る。
それでありますから、賠償の交渉をするに当っては、やはり南北ヴェトナムを含むところの問題として日本が取り扱わなくちゃならぬことは、当然でございます。
私の懸念するところは、もし三十八度線において再び小ぜり合いが起きた場合、あるいは朝鮮海峡をめぐって、あるいは南北ヴェトナムの間にこういう問題が起きたときに、これは容易ならざる事態になると思う。御承知のごとくに日米安保条約の第一条に、米軍の使用目的の中には極東の平和と安全の維持のために米軍を使うことができると書いてある。
これは今の岡田君の南北ヴェトナムの問題にも関係するのだが、南北朝鮮の問題にからみまして、こういう問題は会談の過程におきましても、当然これは韓国に返すべきものではないと私は思う。そういう御配慮から今回は韓国だけのものを返されたのではないかと思うのでありますが、この点はきのうもちょっとアジア局長にも聞いておきましたが、大臣からもはっきりこの点を確認しておきたいと思います。
たとえばアルジェリア問題についても、AA諸国の十七万国共同提案に対して反対、サイプラスの問題についても棄権、あるいは西イリアンの問題は別ですが、朝鮮の問題についてはインドの提案に反対、それから南北朝鮮、南北ヴェトナムの加盟に対するインド、インドネシアの共同提案についても反対、どれも賛成のものは一つもないじゃありませんか。AA諸国と行動を一緒にしたという例はないのであります。
アジアに起り得べき可能性のあるものは、南北朝鮮、南北ヴェトナム、こういうところをとらえてみれば、明らかに局地戦争であっても、その背後には両陣営というものがなければならぬのであります。そういうふうにはお感じになりませんでしょうか。
ところが御承知のようにヴェトナムは南北ヴェトナムに分れております。もし損害を与えておったとすれば、北ヴェトナムにも相当あると思うのです。その北ヴェトナムはホー・チミンの政権です。このヴェトナムを相手にしていらっしゃる賠償というものは、対象は北ヴェトナムも入っているのでしょうが、それとも南ヴェトナムだけの問題でしょうか。
○藤山国務大臣 二年前のジュネーヴにおける四巨頭会談におきまして南北ヴェトナムは統合されることに話し合いがついております。まだその手続が進行しておりません。従いまして私どもは全ヴェトナム人に対して賠償を支払うという気持でおります。
東南アジアにも南北ヴェトナムの問題があります。極東にも朝鮮を二分しておる三十八度線の問題があります。これらは、平和に対して、ある支障となっております。世界の平和が微妙なるバランス・パワーによって維持されておる際に、アジアのかかる問題を誠意をもって話し合おうとすれば、あえて三者の首脳会議も無益ではなかろうと思われます。
朝鮮と同様に台湾を中国から引き離し、台湾に原子兵器や誘導弾を持ち込んでいるアメリカの政策も、南北ヴェトナムの統一をおくらしているやり方も、また、パキスタンをバグダッド条約に参加せしめて、これに軍事的な援助を与え、カシミール問題を中心として対立しておるインドとパキスタンとの対立を激化せしめておるというやり方も、すべてアジアを二つに引きさく政策であることは共通いたしておるのであります。
しかし具体的な重要問題に対する態度に対しての訓令の内容を、私の知っている範囲内において申し上げますと、新規加盟の問題についてでありますけれども、二つに分裂しておるところ、すなわちこれは朝鮮、韓国あるいは南北ヴェトナムというのであろうと思うのですが、そういう国の新規加盟に対しては、いつまでもこの分裂を固定化させるということはよろしくないから審議延期を第一とすること、もし加盟の場合採決の段階になると、南
国連加入問題につきましては、南北ヴェトナムが多少問題を起しておりましてまた中共は朝鮮と蒙古の加入を希望しましたが、結局会議参加国のうちで未加入国の日本そのほか六カ国の加入を要請することに決議をされたのであります。 経済委員会は、十九日第一回会合を開きまして、翌二十日に実質的討議を終りましたが、アジア、アフリカ地域内において、日本は唯一の高度工業国であります。
また国連加入問題は、南北ヴェトナムが両方出席いたしまして、多少やり合いがありまして問題になっておりましたが、また中共は、朝鮮と蒙古の加入を希望いたしましたが、結局会議参加国中の未加入国、日本ほか六カ国の加入を国連に要請することに決議されたのでございます。 一方、経済委員会は十九日に第一回会合を開きまして、翌二十日一ぱいで実質的討議を終りました。