1972-08-08 第69回国会 衆議院 内閣委員会 第2号
私はここで、一九六八年から南ベトナム国軍というものができまして、南ベトナム国軍という籍の戦車、これは白い星がついておりません。それから米南ベトナム派遣軍、これは白い星がついておりますが、それらの戦車の仕訳のしかたから、送ってくる命令経路から、また修理の予算の仕訳から全部克明にあげて、この席上で明らかにしたことがあります。新聞も大きく取り上げました。
私はここで、一九六八年から南ベトナム国軍というものができまして、南ベトナム国軍という籍の戦車、これは白い星がついておりません。それから米南ベトナム派遣軍、これは白い星がついておりますが、それらの戦車の仕訳のしかたから、送ってくる命令経路から、また修理の予算の仕訳から全部克明にあげて、この席上で明らかにしたことがあります。新聞も大きく取り上げました。
これは明確に所属は南ベトナム国軍。だから、そういう刻印が打ってあって、星のマークがない。そういうものは、きびしくやめさせるということにしなければならぬです。そこらのところを広げて、何とか適用させてやろう、合致させてやろうということでは、吉野さん、通りませんよ。そういう点はアメリカにものを言う気はないのですか。
だから用心して出さなかったのだけれども、一九六八年以来、六百五十七台の軍事車両、南ベトナム国軍と明確になっている仕分け、その資料を私の調べた限りは明確にしたのだけれども、それはあとになったら——それはノーマークです。まつ黒い。直している職員が通称カラスと言っている。それにビニールの白い星をこしらえて一生懸命張っているというわけだ。新聞記者が電話をよこして、何で調査にすぐ行かないのだ。
しかも現実に、いま吉野さんがお認めになったように、ほとんど南ベトナム国軍が使っていると見られる。だとすると、そういうものが深夜信号無視で突っ走るなんということをされていたんじゃこれは認めるわけにいかない。こういう点がなければ、日本の自主性もへちまもないじゃないですか。そうでしょう。そこらをやはりきびしく、アメリカに言っておるじゃなくて、調べて追及をする。
ほんとうに刻印が打ってある南ベトナム国軍の黒い戦車。ほんとうに外務省が言うように、それがアメリカに所属する、目的は違反じゃない、使用は違反じゃないというならば、そんな妙なことをする必要はない。なぜそういうことになるのですか。何でそんなビニールなんか張るのですか。それをまた何でほっておくのですか、外務省のほうは。なぜそんなことをするのか。
そうすると、これは明らかに南ベトナム国軍のものです。それをことばの上で言い抜けても、援助協定というものが現存する限りは言い抜けばきかない。その手前で皆さんものを言っている。それはよろしくない。
それで、先ほど来時間をかけて申し上げたんですが、二、三抜いて申し上げますと、私が調べました、つまり米軍の資料に基づく中身というのはお控えいただいたと思いますけれども、一九六五年、M113というガソリンで走る兵員輸送車、これから始まりまして、この中で、南ベトナム国軍という 米南ベトナム派遣軍ではありません。南ベトナム国軍という、明確な米軍の資料に書いてある仕分けであります。
六八年、南ベトナム国軍——日本流に訳しますとこうなりますが、南ベトナム国軍、これが二百九十六台であります。六九年は朝鮮の第八軍十台。同じ六九年になりますと、南ベトナム国軍が出てまいりまして、非常に多い。六八年、六九年というのは、南ベトナムの戦況たけなわの時期でありますが、六九年、南ベトナム国軍が、最初修理のワクは百四十五台というワクだった。