2015-04-24 第189回国会 衆議院 環境委員会 第4号
南アルプスのど真ん中に五十九・二キロメートル、静岡県内だけでも十・七キロにわたるトンネルを掘る。大量の土砂、建設発生土が放出されます。貴重な生物も生態系が変化する。それだけじゃありません。静岡県では、大井川下流に住む人々の生活や産業、なりわいにも大きな影響を与えようとしています。リニア建設というのは、単に橋をつくったり、あるいは道路をつくる、こういう事業とは根本的に違うわけです。
南アルプスのど真ん中に五十九・二キロメートル、静岡県内だけでも十・七キロにわたるトンネルを掘る。大量の土砂、建設発生土が放出されます。貴重な生物も生態系が変化する。それだけじゃありません。静岡県では、大井川下流に住む人々の生活や産業、なりわいにも大きな影響を与えようとしています。リニア建設というのは、単に橋をつくったり、あるいは道路をつくる、こういう事業とは根本的に違うわけです。
これが、昨年六月にユネスコのエコパークにも指定された南アルプスの下をトンネルで通過します。 まず、望月大臣にお聞きをしたいと思います。 リニアの建設に当たって、環境影響評価書に対する環境大臣意見があります。この中でこう述べられています。
こういう山の、南アルプスの中に残土を置くわけですけれども、写真を見てもらえるとわかるように、あちこちで崩れたようなところがあると思うんです。 南アルプスと同じ地質帯である紀伊半島南部は、四年前の台風で大規模な深層崩壊が多数発生しました。同じ地質帯である南アルプスでも、同様の危険が想定されるわけです。実際に、これまでの歴史、過去を振り返ってみましても、一七〇七年の宝永地震では大谷崩れが起きました。
ですから、私は、反対の立場とかそういうことではなくて、この事業が順調に進むためには、しっかりとやはり地域住民の方にも説明をしなくてはいけないと思いますし、また、これは南アルプスの下をずっと通っていくわけですから、地下水も含めて、日本の国民の皆さんにもしっかりと工事の進捗も情報を流さなくてはいけない、こう思っています。
これは、お答えはいただきませんけれども、大臣、やはり国家的な事業ですから、環境という面では非常に皆さん関心がありますし、また、日本の南アルプスというのは一つの大きな財産ですから、その地下の水脈とかいうのは、これは初めての事業ですから、誰も見たことがない、やったことがないわけですから、逆に言ったら、いろいろなことを想定しなければいけないというふうに僕は思いますので、ぜひ、想定ができたりとか何かあったら
ぜひ大臣に、この土砂災害防止、リニアの問題でもしっかりと責任を持ち、国としてリニアの問題の、南アルプスの問題もそうですけれども、安全性という問題について、しっかりと責任を持つんだ、国として責任を持つんだということを明言していただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
ただ、この区間は、品川あるいは名古屋付近のターミナル駅、あるいは南アルプスの長大トンネルの整備等に十年以上の工期を要することが見込まれております。したがいまして、開業時期の大幅な前倒しは難しいと認識をしております。 ただ、御指摘のように、この超電導リニアは、全く新しい我が国独自の高速鉄道技術であります。
私、地元が山梨県でございまして、空港はないところではございますが、富士山の世界文化遺産登録や、昨年六月には南アルプスのエコパーク登録承認と、近年、観光客は非常に増加しておりますし、これからもどんどん受け入れ体制を整えていきたいというふうに地元でもなっておりますし、私自身も非常に関心があるということでございます。 さらに、二〇二七年にはリニア中央新幹線の開通の予定も決まっております。
その感想も含めてですが、先ほどの南アルプスのユネスコエコパークは、昨年六月に登録承認をされました。まさに、リニアモーターカーは、その南アルプスを貫通するトンネルをつくられる。
情報公開もせずに、日本の宝である南アルプスの環境を壊し、強制的に土地の収用まで行う、こんなことは絶対に認められないということを申し述べておきたいというふうに思います。 今世紀最大の事業で、国民の皆さんに秘密にして事業を進めていいのかということが問われているというふうに思います。 もう一つお尋ねをしたいと思います。大深度地下トンネルの問題です。
南アルプスという壮大な山々を貫通するトンネルで穴をあけ、八六%がトンネル。そのうち、大都市部の五十五キロが大深度地下トンネル。品川—名古屋間を最高時速五百五キロ、四十分で結ぶ、総事業費五兆五千二百三十五億円という事業です。さらに、二〇四五年開業予定の大阪までは四百三十八キロ。総事業費九兆円にも上る事業です。 国土交通大臣にお伺いをいたします。
六月に南アルプスがユネスコエコパークに登録をされたわけですけれども、その中に発生残土を捨てる、置くという計画であります。 候補地の一つがツバクロ沢というところなんですが、地元で聞きますと、そこには一番捨ててほしくないと言っておりました。そのツバクロ沢、三枚目の資料に書いていますけれども、約五十メートル、高さ五十メートルの残土ですね、それが一キロ続くと。
それから、橋梁のトンネル化につきましては、小渋川をトンネルで通過する縦断線形にした場合には、南アルプスのトンネルの土かぶり、トンネルの上の土の量でございますけれども、これが大きくなり、施工上の難度が極めて高くなる。
一方、本事業では、南アルプス等の長大トンネルの掘削に伴い建設発生土が生ずることや、その運搬に伴う地域住民の生活環境への影響、事業に伴う水環境や生態系への影響等、多岐にわたる分野での影響が指摘をされているものと認識をされています。
事業費は五兆五千二百三十五億円、その建設工事は、南アルプス貫通、大深度地下など、八六%がトンネル構造となり、かつてない、大規模で困難を伴う今世紀最大の大型開発事業です。 そのため、南アルプス、中央アルプスなど自然環境、社会環境、住民の生活環境に与える影響ははかり知れないと言われています。そういう認識が大臣におありかどうか、まず最初にお聞きしたいと思います。
リニア中央新幹線は、全長約二百八十六キロ、南アルプスの長大山岳トンネルや大深度地下トンネル等の大規模な工事が予定されている。そして、今話もありましたが、環境大臣から、大気環境、水環境、水質、地下水、水資源、土壌環境、動物、植物、生態系、人と自然との触れ合い、建設発生土、温室効果ガスなど多岐にわたる環境行政の観点からの詳細な意見をいただいたところです。
もちろん、両立はなかなかということもありますが、だからといって着工が、計画がおくれたりということにならないように、ぜひ、関係省庁と連携をとって、しっかりとした整備、そして、石原大臣、南アルプスにも来ていただけるということですので、そのときにはぜひお声かけをしていただければ、そのように思います。 これで質問を終わります。ありがとうございました。
これに関連して、南アルプス山系、エコパーク登録間近ということになっておるわけですが、同時に、私、先ほども言ったように、地元山梨県、もう一つ、待望というか願望というか、山梨県民も大変望んでおるリニア中央新幹線、この中央新幹線、予定が発表されたわけですが、まさに南アルプスに及ぼす影響ということが大変懸念をされております。 私、実はまだリニア新幹線に試乗もしたことがないんです。
南アルプスは行ったことがなかったもので、今度、国会が終わりましたら南アルプスの山もちょっと歩いてきて、あそこは意外に活断層が通っているということでございますので、計画がどの辺をどう行くかというところまではわかりませんので、それによって、具体性がないという御批判もいただきましたが、具体的に工事等々が始まって、湧水があったり、残土が鉛系のものが出たり、何が出るかわかりませんので、そういうものは逐一しっかりと
山梨県というと、よく皆さん方は果樹、特にブドウ、桃の産地、それから富士五湖、あるいは南アルプス、八ケ岳と観光地を控えておりますので、そうしたイメージを強く持っていらっしゃる方がおいでになりますけれども、実は山梨県というところは、この中央道が高度成長期にできたというおかげで工場が集積をされました。
実は、私出身の長野県も、もう南アルプスにはかなり広い被害が広がり始めました。北アルプスにこれから、いわゆる温暖化の中で鹿が上がり始める。いわゆる高山植物はもう完全に壊滅状態になるだろうと。これは、農水省がやっているのはあくまでも農林水産業の被害ですから、木の被害はやりますけど高山植物の被害というのは農水の対象ではないという話もちょっと昨日していたんですが。
環境省としても、例えば知床国立公園、これは世界自然遺産にも指定されている国立公園でございますが、そこで環境省の予算で鹿の捕獲をやってございますし、最近では尾瀬それから南アルプス等、各地の国立公園で、国立公園の貴重な自然を守るという観点から環境省は取組を進めてございますけれども、環境省だけではなくて、林野庁におきましては国有林の保全ということで取組を進めていますし、それぞれの所在する県の取組もございます
○中島委員 これはちょっと本筋とは違うんですが、やはり南アルプス山系はライチョウの生息位置の最南端ということで、地球温暖化、温暖化と言っていいのか寒冷化か、気候変動ですね、その影響を非常に受けやすいということは前から御指摘をさせていただいておるわけですが、鹿の生息地が上に上ってしまった。
○中島委員 さまざまあるということでございますが、先ほども言ったように、私は地元が山梨県というところで、以前にもちょっと御質問させていただいたことがあるんですが、南アルプス山系でライチョウが減少しているということで、本来であれば鹿が生息しないところまで鹿が登っていって、草を食べちゃう。
また、ライチョウの生息に影響を及ぼす要因は、ライチョウが生息する地域、北アルプス、南アルプス、乗鞍、御嶽、さまざまな地域がございますけれども、山岳地域によっても異なるというふうに考えられているところでございます。
山形の寒河江にしたって、山梨県の南アルプスにしたって、サクランボ農家が潰れましたか。オレンジが解禁すれば、愛媛のミカンが潰れると言った。潰れたことはございませんね。
四つのプレートがクロスしているために、富士山、南アルプス、八ケ岳、秩父と、水を掘りますと、温泉を掘りますと、全部泉質が違います。別府や草津のように湯量が多いわけではございません。ただし、小さな山に囲まれたこの地は、泉質が違う四つの種類の温泉とか水があるということです。 そのことによって、水がとてもきれいなんですね。そのために、サントリーの白州の蒸留所のようなものがございます。
何といったって非常に山が多いところでありますし、特に南アルプスなんというのは、トレッキングにはすばらしいところなんですけれども、まだまだ知られていないものですから、そういう山の日の制定をきっかけとして、これを大いに我々としてはPRしていきたいと思っております。
何度も言っておりますが、私、地元は山梨県で、ふるさとは北杜市、南アルプスと八ケ岳に挟まれた場所にございます。 先日、十一月の三日に、ライチョウ会議山梨が行われまして、私も出席をさせていただいて、いろいろな方の御意見を聴取というかお聞きさせていただきました。 日本の南アルプス山系にありますライチョウの生息地というのは、世界の中でも一番最南端なんですね。そういう中で、絶滅危惧種。
加えまして、まさに先生がおっしゃられたとおり、若い芽を食べちゃうといったことで、南アルプスの高山植物などは顕著に減少しております。そういったことで、植物に多大な影響を及ぼしておりますし、また、鳥や昆虫など、まさにそこにいた生物全てが大きな影響を受けている、こういう状況にあるというふうに認識しております。
要するに、それはコンクリートが音を遮断する力が強いということで、もしかしたら、山梨のトンネルから出て南アルプスまで直結するところは、コンクリートの土管になってしまう。 これはちょっと、景観というよりも、巨大な土管が山梨に来るということになったら、大臣、今のような計画というのはブレーキが地元的にはかかっていく可能性があるんです。
先生のお地元の南アルプスユネスコエコパークの申請につきましては、関係自治体において、南アルプス市が事務局となって、三県十市町村から構成される南アルプスユネスコエコパーク登録検討委員会というものを設置されまして、申請書の作成に向けた準備が進められていると承知してございます。
今、お地元の山梨、静岡、長野にまたがる南アルプスの十市町村、登録申請を目指した取り組みが行われているということでございます。この区域は、国有林野内の南アルプス南部光岳森林生態系保護地域や、それから民有林内でございますが、山梨県自然保存地区、こういうものに設定された地域でもございます。
私の選挙区でもあります南アルプスという、富士山と並んで山梨県では大きな自然を今でもきちっと守っている地域がありまして、三県十市町村で、ユネスコへのエコパーク構想ということで、自治体が連携をし、今、申請に向けての手続をしているというふうに承知しています。
また他方、南アルプスの山岳区間、これは約五十キロございますが、こういった区間などの山岳部があるわけでございます。 地下深く走行するといっても、走行する地盤の条件は実は異なるわけでございます。一般的に、地下の構造物というのは、地上の構造物に比べまして耐震性が高いものの、地山が安定した山岳地帯を通る場合には地盤そのものが揺れにくい、そういった性質がございます。
例えば南アルプスです。しかし、そこに生活している人たちがいるから、自分たちは何年に一回しか来ないけれどもこの景色を享受できるんだと。だから、この人たちには、ここにこの景色を維持してくれている、農業をやってくれている、酪農をやってくれている、だから、そこで生産されるものは高くたっていいんだということで、直接所得補償というのをやっているわけです。何倍もお金を出している。
○北村大臣政務官 農林水産分野の特区については、二、三、例を挙げさせていただきたいと思いますが、北海道等から提出されております、食品の付加価値増進による食市場の拡大を目指す、いわゆる北海道フード・コンプレックス国際戦略総合特区、さらには、山梨県南アルプス市から提案をされております、いわゆる六次化による競争力と持続力のある農業、地域空間の創造を図る、競争力と持続力を持つ交流六次化モデルの構築特区、さらに