1981-03-14 第94回国会 参議院 予算委員会 第9号
これは、昭和二十六年十二月十日に連合国最高司令部から出されました、ただいまお話しのスキャップイン二一八八号、パペット・ガバメント・プロパティ・イン・ジャパンというもののタイトルがついておりますものでございまして、これらのいわゆる協力政権と申しますか、協力政権の在日財産がこれらの政権の「支配下にあった地域の現政府の請求権の対象であるか、または今後そうなることがあること」を日本国政府に通告してまいりまして
これは、昭和二十六年十二月十日に連合国最高司令部から出されました、ただいまお話しのスキャップイン二一八八号、パペット・ガバメント・プロパティ・イン・ジャパンというもののタイトルがついておりますものでございまして、これらのいわゆる協力政権と申しますか、協力政権の在日財産がこれらの政権の「支配下にあった地域の現政府の請求権の対象であるか、または今後そうなることがあること」を日本国政府に通告してまいりまして
これらに要した資金を債務とした例もあるので、ガリオア・エロアが債務でないと結論することは無理である」三、「米国の予算でグラントであっても、後日返済について協議する断わり書きのあるものもある」四、「イタリアの場合は、降伏前に連合国の協力政権ができているので、日本、西独の場合と事情を異にしている。
ところが、あなたもお認めになったように、満州国は日本の明らかな協力政権であり、偽政権であり、正統政府ではなかった。新安保条約はそれと同じですよ。言葉の上では独立といい、言葉の上では自主的であり、言葉の上では対等であるといいながら、実際、新安保条約の運用の中においてアメリカに完全に従属させられる、これははっきり申し上げておきます。そうじゃないですか。
日華条約の同意された議事録の中で、明らかに、日本文としては、「「満州国」及び「汪精術政権」のような協力政権の」云々、中国語においては、この協力政権を「偽政権」、このようにはっきり同意された議事録に出ております。このことは、明らかに正統政府ではないということを、条約上も日本の国は認めた、このことを意味していると思いますが、総理大臣、いかがですか。
汪兆銘政権は、日本の軍隊の占領地区内において点と線を領土としてあったいわゆる協力政権というか、かいらい政権である。バオダイ政権の場合にはフランス軍の占領地域の中における点を領土としたこれまたかいらい政権である。汪兆銘政権のときに日本政府は蒋介石の政権に対して相手にせず声明を出した。フランス共和国は戦争の――ちょうど蒋介石政権と同じ地位に当たるホー・チミン政権に対して相手にせず声明を出した。
あれで個人財産について、戦時中、対日協力政権の駐日大使だったヴァルガス氏から、日本在勤中に日本銀行に預け入れた円預金の返還について、個人的に日本政府の意向を打診してきているとございましたが、これは大体どのくらいであったか、そしてまたどういうふうに政府としておやりになるお考えであるか、伺っておきたいと思います。
議定書においては、受益規定適用土の解釈、通商暫定措置を定め、公換公文においては、條約の適用範囲、民間航空、拿捕船に関する取扱いを確認し、合意された議事録においては、適用範囲の字句の解釈、協力政権の財産、在華日本外交機関の財産及び賠償についての合意を文書にしたものであります。
今のでわかりましたが、但し議事録の中に、満洲国及び汪精衛政権のような協力政権の日本国における財産、権利または利益は、中華民国に移管されるという了解があるように思うのですが、これも含めてもう消されたわけでありますか。これはまた別途のものでありますか。別途のものであれば、どういうものであるか、どのくらいな金額になるかということを、係官の方からでも承りたいと思います。
ところが議事録の方を見ますと、議事録の第二に「千九百三十一年九月十八日のいわゆる「奉天事件」の結果として中国に設立された「満洲国」及び「汪精衛政権」のような協力政権の日本国における財産、権利又は利益は、両当事国間の同意によりこの條約及びサン・フランシスコ條約の関係規定に従い、中華民国に移管されうるものであると了解する。」となつております。
それから第三でありますが、第三はこれは一応まあ、同意された議事録でありますが、同意された議事録の中に第二にありますが、中華民国代表が発言いたしております、『私は一九三一年九月十八日のいわゆる「奉天事件」の結果として中国に設立された「満州国」及び「汪精衞政権」のような協力政権の日本国における財産、権利又は利益は、両当事国間の同意によりこの條約及びサン・フランシスコ條約の規定に従い、中華民国に移管されうるものであると