1950-12-05 第9回国会 衆議院 大蔵委員会 第9号
先般公述人が見えまして、高木慶大教授が言われましたように、税收に影響がなくして控除率を引上げる、あるいは税率の引下げが可能であるならば、これに越したことはございませんが、今回の自然増收の見積りにおきましても、過去の実績に徴しで、相当堅実に行われております半面、申告所得税におきましては、相当の減税が見積られておりますので、現状におきましては、今回の改正はまことにやむを得ない処置であると考えられるのであります
先般公述人が見えまして、高木慶大教授が言われましたように、税收に影響がなくして控除率を引上げる、あるいは税率の引下げが可能であるならば、これに越したことはございませんが、今回の自然増收の見積りにおきましても、過去の実績に徴しで、相当堅実に行われております半面、申告所得税におきましては、相当の減税が見積られておりますので、現状におきましては、今回の改正はまことにやむを得ない処置であると考えられるのであります
若しも税率を相当下げまして、その半面申告の納税状況等がよくなり、それから税務署も調査がうまくできるようになつて、それによりまして半面増收を期し得るということになりますれば、結果におきましては、歳入はそれ程大きな減を來さないで、而も負担におきましては、眞面目な人の負担が減つて、今まで抜けていた方面の負担がそれぞれ加重されて、公平を期し得るということになるわけでありまして、この問題はひとり直説税だけではなくて