1988-04-19 第112回国会 衆議院 内閣委員会 第6号
その間に東芝問題が起こったことも事実でございましょう、あるいは半導体戦争が起こったことも事実でございましょう。そうしたことが米国にとりましてやはり安全という面から見た場合に非常に気がかりな面である。
その間に東芝問題が起こったことも事実でございましょう、あるいは半導体戦争が起こったことも事実でございましょう。そうしたことが米国にとりましてやはり安全という面から見た場合に非常に気がかりな面である。
とりわけ八〇年代に入りまして、七〇年代後半からの日本の半導体での進展、キーコンポーネントについての日本の圧倒的な優位ということが明らかになるにつれまして、出版物でも日本の陰謀、コンスピラシーとかあるいは半導体戦争ということ、あるいは産業の米と言われるようなICチップを全部日本に占有されるようなことは国防上もゆゆしき問題だとか、あるいは日本の市場を開放しろ、アンフェアだといったような声がアメリカやヨーロッパ
日米半導体戦争なんという名前をつけているところがあるわけですが、こういったような問題もクローズアップされてくるんじゃなかろうか。ですから貿易問題については、自由貿易よりも公平貿易だというふうなことで主張がなされてくるだろうと、これは予測できないことはないと思うのです。これについてやはりわれわれ日本側としては、どういうふうに今後対応していくか。
半導体の需要の急増で半導体戦争も一時下火になっておりますけれども、技術進歩の急展開と陳腐化している設備の更新の必要性、あるいは製造設備の巨大化の中で、アメリカの中小半導体専門メーカーというものは八〇年代を生き延びるのが非常に困難な状況になっているわけでございます。