1953-07-01 第16回国会 衆議院 大蔵委員会 第12号
○千金良参考人 お答えいたします。ただいま御質問のありました中小企業金融の数字ですが、これは仰せの通り資本金一千万円以下の企業であります。もとより中小企業と申しますと、幅が非常に大きいのでありまして、今の零細金融――われわれのところは零細金融までは行かぬでしようが、一千万円以下から相当少額の、たとえば十何万円というところまで入るわけです。この数字は中小企業庁の出しました数字をとつたのであります。
○千金良参考人 お答えいたします。ただいま御質問のありました中小企業金融の数字ですが、これは仰せの通り資本金一千万円以下の企業であります。もとより中小企業と申しますと、幅が非常に大きいのでありまして、今の零細金融――われわれのところは零細金融までは行かぬでしようが、一千万円以下から相当少額の、たとえば十何万円というところまで入るわけです。この数字は中小企業庁の出しました数字をとつたのであります。
○千金良参考人 お答えいたします。まことにごもつとものような質問なんですけれども、実を申しますと、ごもつともでないのです。それは日本全体の資金が不足なんです。従つてわれわれの方は、預金を全部貸してもなお貸し足りないという状況なんです。日本銀行に全体で借金が三千億余りあるというような状態なんです。一般の金融が全部が需要の方が供給よりも多い、こういう状態です。
○千金良参考人 御質問にお答えいたします。それはなかなかむずかしいことでありますが、もとよりこれは零細金融に対する機関が十分でない、それだから出たということは確かです。どうしたならばこれをなくせるかというと、それは結局普通の経済の問題というより、むしろ社会政策的な問題ではないかと思います。
○千金良参考人 お答えいたします。まず全体の物価の面につきましては、私に今調査がありません。しかしこれは公社の発表している数字があります。それから私の方の、自分の商売と申しますか、金融業、ことに普通銀行の場合について考えてみたいのですが、A銀行の二十七年度の下半期の六箇月間、その数字を申しますと、支払つたのが郵便料が三千百七十万円、それから電信料で支払いましたのが二千百十万円、下は省きます。
○千金良参考人 お答えいたします別に特に腹案というものもありませんけれども、常識上考えまして、今度二十八年度で増設が十四万個となつております。もしもかりに今の二十五万円という市価とか建設費、これの半分くらいに当るくらい新加入者が負担をするとします。これはほんの私案でございますから、別に銀行の協会とか何とかいう関係はないのでございます。私の考えたのです。かりに新加入者が今三万円を六万円にします。
○千金良参考人 お答えいたします。実はこれはそれほど精密に計算したのではないのであります。あらましのところを数字を出したのでありますから、このうちどれだけが市内であり、どれだけが市外であり、長距離であるかということは出してないのであります。ただ前年の実数からして、電信料は三〇%の料金引上げ、それから電話料はその基本の料金だけ除いて、あと一〇〇%、こういうふうな数字を出しております。
○千金良参考人 これは大蔵省あたりでごく最近もありましたが、われわれの方の検査をやる。その中に不良貸しとか、回収のあやしい債権というようなものが出て来ております。これはオーバーローンと言えばオーバー・ローンですけれども、ローンの中に行けない部分ですが、これは確かにあることはあるのです。しかしこれは全部の銀行については大蔵省はむろんわかつておりますが、私の方ではわかつておりません。
○千金良参考人 われわれの立場から申しますと、多少費用がかかりましても、やはり元金を失いたくないのでありまして、特に融資のコストがかかるというので信用保険をつけないということはほとんどないと思いますが、中小企業の中でもいいのがありますから、保険の必要のないものはなるべくかけないで、融資を受ける人たちの費用を安くしたい、またわれわれとしても、よけいな手数をかけたくないということはあります。
なお千金良参考人は経団連の金融部会長であられます。