1969-06-13 第61回国会 参議院 本会議 第27号
今度の外務大臣訪米におきまして、沖繩返還の際の核の取り扱いについて、日本政府の意向は、核に対する国民感情とともに十分米国政府に伝えたのであります。この点では日本の考え方について十分の理解を持ったと思います。また、返還後、沖繩は本土と同じようになるようにするのが政府の基本的態度でありますから、核を持ち込むなどのことはございません。
今度の外務大臣訪米におきまして、沖繩返還の際の核の取り扱いについて、日本政府の意向は、核に対する国民感情とともに十分米国政府に伝えたのであります。この点では日本の考え方について十分の理解を持ったと思います。また、返還後、沖繩は本土と同じようになるようにするのが政府の基本的態度でありますから、核を持ち込むなどのことはございません。
沖繩の施政権返還後の米軍基地の態様につきましては、政府の意向を十分米国政府に伝えております。これは先ほど来お答えしたとおりであります。また、返還後、沖繩防衛の責任は、当然わが国が負うことになるのでありますから、今後、米側と密接な連絡をとりまして、その実態を把握することにつとめる方針であります。
なお、綿製品に対しまする米国との関係につきましては、ただいま米国の主張、われわれの主張を検討中でございまして、十分米国政府の考え方を知った上に、われわれは信ずるところによって進んで参りたいと思います。いたずらに米国の通報がこうあったからというので驚いて、そうして向こうの考え方を十分納得せずに、研究せずにじたばたすることはやめたいと思います。(拍手) 〔国務大臣福田一君登壇〕
政府は、昨年六月米国議会において成立いたしました相互安全保障法の改正法によりまして、すでに西欧その他多数の国々に供与されて来た防衛援助が、わが国にも供与され得ることになつたことを承知いたしましたが、この米国の援助を受ける方針を決定する前に、戦力の保持を禁ずるわが憲法との関係において、また再建途上にあるわが国経済力との関係において十分米国政府の意向を確かめておくことが適当と考えましたので、これらの点に
米国政府としては沖繩その他の所は、それは戰略上の意味で又東洋平和を確保するためから、止むを得ず委任統治と申しますか、日本の主権から離してそうして委任統治の下に置くということは、これは全く戰略上の意義であえてこれらの領土を望むものではない、故にでき得るだけ日本側の要望を容れるということで平和条約の規定のようなことになつたのでありますが、日本政府及び日本国民の希望、或いは考えているところ、これは十分米国政府