1973-06-14 第71回国会 参議院 運輸委員会 第13号
いままでは、公権発動で、全部私権というものが抑圧されましたけれども、そういういままでのように、公共の事業なら頭から私権を押えていくということではなくて、十分私権の存在というものも考慮をしていくということに考えてよろしいですね。
いままでは、公権発動で、全部私権というものが抑圧されましたけれども、そういういままでのように、公共の事業なら頭から私権を押えていくということではなくて、十分私権の存在というものも考慮をしていくということに考えてよろしいですね。
そういったことのないようにということで今回大臣からの指示もございまして、現在、総点検の作業に入っておりますが、そういった機会にさらに指定の促進をするように指導いたしたいと思いますし、なお、法律の必要最小限というのは、必要なものまで否定をするんじゃなくて、必要なものは当然これは指定をすべきでございまして、その範囲等の判断にあたっては十分私権の制限にならないように注意をしろと、こういうことでございますから
○説明員(福原匡彦君) ただいまの事前の地元民との協議のことでございますが、私ども文化財保護法の運用につきましては、十分私権と申しますか財産権の尊重には心がけてまいっておりますが、その専門審議会に諮問いたしますまでには、地元の福岡県のほうからの申請に基づきまして、福岡県教育委員会からの申請に基づきまして事務を進めました。
質疑を終り討論に入りましたところ、小澤委員より、自由民主党を代表して、「近時、ダム、道路等の公共事業で土地収用法の適用を受けるものが多くなってきた実情から、その手続を公正かつ迅速に行い得るように改正することは、公益優先の立場から時宜に適したものとして原案に賛成する」と、また、日本社会党を代表して田中委員から、「本案については、やむを得ず賛成するものであるが、その運用に当っては十分私権の擁護をはかるよう
従いまして、今回の原案並びに修正案に対しましては、次善の策として賛成はいたしますけれども、この運用に当りましては、十分私権というものの擁護という土地収用法の精神を体しまして、妥当なる行政措置をとられんことを要望いたしまして、本法案に賛成にするものでございます。
私もまたこの点につきましては、旧法より、現在の段階と世情といたしましては十分私権を重んじなければならぬということにつきましては、提案者と同様の感を抱いているのであります。しかしこれをまた反面から見ますと、この法律はとにかく公益性の保護である。従いまして私権と申しましても、その実際問題に当ります点は、いろいろの事項があるわけであります。
これは特別の規定でございまして、これにつきましては十分私権を尊重いたしますように、例えば第二項におきましては「前項の規定によつて使用する土地の区域並びに使用の方法及び期間は、公共の安全を保持するために必要且つやむを得ないと認められる範囲をこえてはならない。」、こういうふうに使用の方法等につきまして制限を設けておるのであります。
これにも第一項の後段にもございますように、この場合に、市町村長は許可を当える前に、あらかじめ障害物の所有者及び占有者に意見を述べる機会を与えなければならないというふうに、十分私権保護を考えているわけでございます。
なお具体的にあとから申しますが、土地細目の公告が出ましたときにはあとで申しますが、三十三条ぐらいになりますと、土地細目の場合になりますと具体的にわかりますが、土地所有者、関係人にこれを一々通知するということに相成つておりますので、十分私権の保護はできるのじやないかと思つております。