1975-03-25 第75回国会 参議院 商工委員会 第10号
現在の医薬品産業の実態、そういう小企業だとか零細企業というのは、では一体どういう分野で生きているのかということになってまいりますけれども、それは結局特許と関係がないと申しますか、もうすでに以前からつくられてまいっております基礎的な医薬品、そういう分野でそういう小企業あるいは零細企業は生産を行ってやってきておるということでございます。これは蛇足かもしれませんが発言させていただきます。
現在の医薬品産業の実態、そういう小企業だとか零細企業というのは、では一体どういう分野で生きているのかということになってまいりますけれども、それは結局特許と関係がないと申しますか、もうすでに以前からつくられてまいっております基礎的な医薬品、そういう分野でそういう小企業あるいは零細企業は生産を行ってやってきておるということでございます。これは蛇足かもしれませんが発言させていただきます。
わが国の医薬品産業の研究開発の水準というものが現在どういうふうになっておるかということでございますが、これは従来、わが国の医薬品産業というのは、外国の技術によりまして開発された医薬品に依存する傾向というものが比較的強いというふうに言われてきたわけでございますが、近年わが国の研究開発水準というのは急速に高まってきていると私ども考えております。
これはどんなことをいったって、そういう一つの医療制度あるいは医薬品産業制度、こういうものから根本的には発生していると私は考えます。 これは安全性の確認というのが薬にとっては最大の問題だと思うのです。サリドマイドを見なさい。あなたの言われるように昔はいい薬だった。ところがとんでもない薬なんだ。
たとえば東大の医学部が一番封建的で悪いというのですが、これが学園紛争の根拠になっておるのですが、これは医薬品産業との関係なしとはしないわけです。研究費の問題、研究体制の問題で問題が起きてきたわけです。
○大原分科員 私は限られた時間ですから、医薬品についての体質改善の問題、特に物質特許への移行、それからもう一つの資本の一〇〇%自由化と医薬品産業、こういう二つの点から、当面の医薬品行政についての質問をいたします。
したがいまして、医薬品産業というものはわれわれとしては大いに奨励し、助長し、世界に冠たる知識集約型の見本としての医薬品産業というものをつくっていかなければならぬと思います。これが基本方針であります。 それで、何といっても高度の医学知識あるいは薬学知識あるいはそれに必要な培養基やら、そのほかの諸般のインスツルメント、そういうものの総合的な結合でできる産業であると思います。
こういったものを全部総合いたしまして、医薬品というものの生産が成り立っておる、そういった医薬品産業の特殊性から申しまして、原価に基づいて価格を云々するということは技術的にも非常に困難でもございますし、また反面、現在の自由主義経済のもとにおきます企業の中で、正常なる自由競争において価格が決定されておるという一般的な経済情勢の中で、医薬品の企業に限りまして、原価に基づいての価格の決定を行なっていくということは
これは厚生白書でも「このように直接国民の生命に係わりをもつ医薬品産業は、ここ十年間の日本経済の高度成長や医療保険制度の拡充と相まって顕著な伸長を遂げてきた。」こういうふうに書いてあるわけです。したがって、その中でも著しい成長を遂げたのは、この製薬業界の中でも、大小二千くらいありますけれども、その中の約三十社くらいの大手製薬メーカーなんです。
医薬品産業は高度の知識技術集約産業であるという特性を持っておる性質のものでございまして、医薬品の安全性、有効性あるいは品質を確保するということのためには、研究開発あるいは生産さらに販売、末端までの過程におきまして、他の製造業と比較いたしまして特段の費用を要するというような特殊な性格を持っておりまして、御指摘のような散剤あるいは錠剤というような場合におきましても、その製剤の方法あるいは包装の形態、保存
医薬品産業と申しますと、いわゆる生命関連産業であり、知識集約的なものでございますので、それまでの開発に要する費用、あるいは非常に厳密に有効性及び安全性を保証するための製造工程において要します費用、あるいはさらに流通過程においても、その品質を安定させるために特殊な経費を要する、また販売段階においてもそういう要素がある。
製薬大企業についてのお尋ねがございましたが、医薬品産業は、他産業と比べて集中度が低く、新規参入も多いなど、最も自由競争が行なわれておる産業でございまして、医薬品の価格につきましては、独占価格や寡占価格が形成されておるとは考えていないのでありまして、薬価基準につきましては、かかる自由競争によって形成される市場価格を基礎として定めておるものでございまして、毎年薬価調査によって実勢価格を把握し、その結果に
そういう点から考えてみたならば、この問題は医薬品の管理、分業とか、医薬品の管理責任とか、あるいは薬事法改正問題に議論が発展しますが、これは中医協の答申にもあるから、医薬品産業の体質改善の問題とからめて私は質問しますけれども、問題は、このようなスモン病のような患者をやる場合に、独立採算の公的医療機関がやるのは非常に無理がある。
高度成長の波に乗ってばく大な設備投資をした医薬品産業は、その生産額が約一兆円、世界第二位といわれておりますが、輸出はわずかに三%足らず、国民一人当たり八千円ないし九千円の薬を飲まされていることになっております。
自由企業である医薬品産業と保険医療を結びつけているのは薬価基準であります。この薬価基準価格と実勢価格の格差を是正することにより、保険財政の安定をはかりつつ、他面、医師の技術料の増大、診療報酬の引き上げに充当すべきであると思います。そこで、本年度の薬価調査、基準価格改定の時期はいつであるか、厚生大臣、明らかにされたい。
特にこの高度成長の波に乗ってばく大な設備投資をした医薬品産業は、その生産額は一兆円で、世界でも第二位、こう言われておるわけでありますが、その中で輸出はわずかに三%足らずで、国民一人当り八千円ないし九千円の薬を飲んでおるというように統計的には出ているわけであります。
したがいまして、私どもとしましては、基本的にはそのような考え方で企業全般の運営が行なわれるといたしましても、先ほど来問題になっておりますように、保険医療というような問題に非常に密着した重大な関連を持っている産業でございますので、少なくとも現在の医薬品産業が自由企業というたてまえでかりにあるとしましても、保険医療の面から少なくとも見ますると、どうしてもある程度の調整をやらなければならぬというような考え
根本的には、やはり技術力というものを強化するということが——これは医薬品だけでないわけでありますが、すべての産業においてしかりだと思いますが、医薬品産業の場合も特に技術力の強化というものが大事だろうと思います。そこで、技術力の強化というものは具体的に何かと申しますと、やはり、現在のわが国の医薬品においては、独創医薬品というものが最近非常に数が減ってきたわけでございます。
○坂元政府委員 ただいま御指摘になりましたわが国の医薬品産業のあり方というものは、私どもも全く同感でございます。これまでの医薬品の企業のあり方としましては、国内市場の獲得にきゅうきゅうとしていたというのが偽らざる実情だろうと思います。
これは何と申しましても、医薬品産業、医薬品企業全体が非常に激しい国内の過当競争をやっているということから由来しているものだ、かように私どもは承知しているわけでございます。
これはいろいろ理由があるわけでございますけれども、現在のところ、医薬品産業というものは、昭和三十九年までのような毎年の高率の成長率を遂げていない。やや鈍化形態にある。これはもちろん一般経済界の影響もあるわけでございまするが、ようやく最近になりまして、高度成長から安定成長というようなところまできているというのが医薬品産業の実態でございます。
詳細な運用の実態等につきましては、私どもとしましては、公正取引委員会のほうから通告をもらう法律上の義務も公正取引委員会のほうにはございませんので、むしろ積極的にこちらのほうから公正取引委員会のほうに、再販制度の実態、医薬品等についての実態をお聞きしているというような状況になっているわけでございますが、医薬品産業についての主務官庁でございます厚生省が運用の実態について詳細に承知していないという点は、確
○坂元政府委員 ビタミンB1誘導体だけでなくして、一般的に医薬品の価格体系というものは、これは医薬品産業というものが自由企業であるたてまえから、われわれ政府としては直接関与いたしていないわけでありますが、医薬品産業における長年の商慣習に基づきまして、メーカーの仕切り価格から卸売り価格、それからまた末端の小売り価格、この一連の価格体系は、メーカーの仕切り価格よりも末端の小売り価格のほうが大体三割前後の
従いまして、さきに生産者から中間の業者を経ず消費者へというような計画もあったように聞いておりますが、それは結局におきまして非常に高いものにつく、それからまた非常にむだがあるというようなことから、中間業者というものはどうしても必要だということで、医薬品の業界におきましては、戦時中といえども卸の機関というものはあったのでありまして、これからも、医薬品産業が栄えますならば、卸の使命というものもますます重要
第一番目は、医薬品の価格が下りますためには、御存じの通りに、その医薬品産業の企業が合理化されまして、むだを省くということが問題でございますので、企業合理化を促進するための行政指導を行なっておるわけでございます。