1973-06-18 第71回国会 衆議院 社会労働委員会公聴会 第1号
ほども申し上げましたように、いつでもだれでもがどこでも十分な医療を受けられる、こういうふうな権利としての医療保障が確立されなければなりませんが、そうした医療の公共性あるいは社会性に立つとするならば、日本の病院の八一%、診療所の九五%が独立採算制をとらざるを得ない私的医療機関に占められている現状から、国及び地方自治体が運営する国立、公立医療機関を大幅に増設をして、その国公立の病院が指導的な立場の中で医療機関配置
ほども申し上げましたように、いつでもだれでもがどこでも十分な医療を受けられる、こういうふうな権利としての医療保障が確立されなければなりませんが、そうした医療の公共性あるいは社会性に立つとするならば、日本の病院の八一%、診療所の九五%が独立採算制をとらざるを得ない私的医療機関に占められている現状から、国及び地方自治体が運営する国立、公立医療機関を大幅に増設をして、その国公立の病院が指導的な立場の中で医療機関配置
わが国の医療保障の充実のためには、各種医療保険の内容改善、医療労働者の待遇改善、予防衛生の充実等、なお多くのなすべきことが残されておりますが、私は、この際、とりあえず医療法を改正することにより、医療機関配置に計画性を持たせることが必要であると考え、本改正案を提案いたした次第であります。 この法律案のおもな点を御説明いたします。
国が医療に最小限度の責任を持とうとするならば、医療機関配置の骨格となるところを国が持っておく必要があると思う。こういう点、大臣どうですか。この五つの国立の結核療養所が今度は国立病院に転換する、こういうことは、一体どういう基本方針からこういうことになるのか。
人口は三十四年五月で五万五千五百五十八名となっておりまして、医師の数その他を見ましても、人口一万に対する病床数は百二十一床で、厚生省の医療機関整備基準は大体一万に対して五十床くらいを考えておられることからすると、現状においてすでに二倍半くらい、医師の数も大体一万名について十五名くらいの状態にあって、この地域に新たに病院を設置するということについては問題があるということで、その医療機関配置の問題点から
法制上何らの規制も加えられていないというのが今日の医療機関配置の上において問題点となっておるわけでございます。そこで今後あるいはまた現在でもよいのでありまするが、配置とか規模などが適正でない、こういった理由をもって病院の開設を拒否することができるかどうか、そういった措置がとれ得るかどうか、大臣一つお答え願いたいと思うのです。
○久下政府委員 國立富山病院は富山縣唯一の國立病院であるので縣民の医療上からもまた國営医療機関配置の均衡の点からも、ぜひともこれを復旧整備しなければならないのでありますが、昭和二十二年度は予算の都合上復旧資材の集荷、市内診療所の修理等より実施できなかつたのであります。