2019-05-16 第198回国会 参議院 文教科学委員会 第9号
特定機能病院、これは医療施設とその機能に応じて体系化を図るということで、高度な医療を提供する特定の医療施設を厚生労働大臣が個別に承認をするものでございまして、その主な役割、高度な医療の提供、高度の医療技術の開発、評価、高度医療に関する研修、高度な医療安全管理体制の四つがこの役割でございますけれども、委員御質問の病床稼働率の関係でございますけれども、医療機関は患者の病症に合わせて適切な医療を提供する必要
特定機能病院、これは医療施設とその機能に応じて体系化を図るということで、高度な医療を提供する特定の医療施設を厚生労働大臣が個別に承認をするものでございまして、その主な役割、高度な医療の提供、高度の医療技術の開発、評価、高度医療に関する研修、高度な医療安全管理体制の四つがこの役割でございますけれども、委員御質問の病床稼働率の関係でございますけれども、医療機関は患者の病症に合わせて適切な医療を提供する必要
こういった新たな社会の要請を踏まえた承認要件の追加、こういった要件への対応状況も確認をしなければならないと思いますし、医療安全管理体制が十分に整備をされ、機能しているのか、その実効性や継続性が確保されているのか、こういった点も含めて十分に確認をする必要がある、このように考えているところでございます。
まずは、各特定機能病院におきまして、これらの措置を実施することによりまして、自主的に医療安全管理体制や病院運営全体の意思決定のあり方を含むガバナンス体制の強化等を図っていくことが重要であると考えております。
また、医療安全管理体制の問題に加えまして、インフォームド・コンセントや診療過程について診療録への記載の徹底ができていなかったこと、保険適用されていない手術である腹腔鏡下肝切除術は、倫理審査委員会に付議すべき臨床研究であったにもかかわらず、付議されておらず、倫理審査体制が確保されていなかったことなどの問題が指摘をされたところでございます。
愛媛県が立入検査をした際に、事故等の重大な問題が発生した場合に速やかな原因究明とか分析を実施されているかどうか、あるいは院内での再発防止策が遵守されているかといった医療安全管理体制の確保について、実態の把握ができていなかったと言わざるを得ないと思います。
ただ、そうはいっても、急には変わらないとすれば、この医療安全管理体制を含めて特定機能病院の承認要件を満たしているかどうかということを継続的に確認をしていくことが大事であって、これは、今は業務報告を年に一遍受けているということ、業務報告書ですね、それから年に一度の立入検査というのが特定機能病院にはあるわけですけれども、このやり方を工夫することで承認要件を確認をするということで、実質的に、言ってみればその
○副大臣(古屋範子君) 特定機能病院は高度かつまた先端的な医療を提供することを使命とする病院でありまして、そうした中であっても、患者の安全を第一とする高度な医療安全管理体制を確保することが何よりも優先されるべきであります。
大学病院におきましては、医療安全に関する重大な事案が相次いで発生したことを受けまして、特に特定機能病院においては、高度の医療の提供、高度の医療の開発、評価、高度医療に関する研修という三つの役割を有しており、組織、事業規模が大きく、かつ複雑なガバナンス構造を有していることから、医療安全管理体制に係る承認要件の見直しを行うとともに、今回の医療法改正案におきましてガバナンス改革にも踏み込むこととしたところでございます
今回の法案におきましては、特定機能病院がこれら三つの役割を担うことを前提にいたしまして、患者の安全が何よりも優先されるべきであるという考え方から、患者の安全を第一とする高度な医療安全管理体制の確保を特定機能病院の承認要件に追加をしております。
近年、遺伝子情報を用いた治療など医療技術が進歩する一方で、高度な医療を提供する特定機能病院におきまして医療安全に関する重大事案が相次ぐなど、医療を取り巻く環境が大きく変化する中で、遺伝子情報を含めた検体検査の精度を確保するとともに、特定機能病院におけるガバナンス改革を含めた高度な医療安全管理体制を確立すること等によって、安全で適切な医療を提供する体制を整備するため、この法律案を提出いたしました。
まさに今回の医療法改正がなぜ行われているのか、そのことを、特に特定機能病院の医療安全管理体制の強化についての部分でいえば、最も今本質的な御答弁をいただいたと思っています。 やはり、承認要件に対して、医療安全管理が高度な状況の中で先進医療を追求すると同時に、そこの部分が欠けていたということが、不十分であったと認めざるを得ないと、本当にそこはおっしゃるとおりだし、真摯な御答弁だと思うんですね。
さらに、今般の特定機能病院の医療安全管理体制の確保とガバナンス体制の強化によりまして、管理者の権限が明確化をされ、病院運営に指導力を発揮できるようになります。 こうした見直しによりまして、特定機能病院において、管理者が主体的に院内の医療安全管理体制の整備を図り、適切な医療事故調査が実施をされることが期待をされます。
近年、遺伝子情報を用いた治療など医療技術が進歩する一方で、高度な医療を提供する特定機能病院において医療安全に関する重大事案が相次ぐなど、医療を取り巻く環境が大きく変化する中で、遺伝子情報を含めた検体検査の精度を確保するとともに、特定機能病院におけるガバナンス改革を含めた高度な医療安全管理体制を確立すること等により、安全で適切な医療を提供する体制を整備するため、この法律案を提出いたしました。
その分科会の中では、病院の医療安全管理体制の問題点といたしまして、新規とか高難度の医療行為の導入時における審査体制の整備が不十分であること、死亡事例が発生した場合の院内での報告制度が機能しておらず、速やかな原因分析や改善策の立案及び職員への周知ができていなかったことなどが指摘されているところでございます。
この事案の背景及び原因についてでございますが、平成二十八年七月に取りまとめられました群馬大学医学部附属病院医療事故調査委員会報告書によりますと、担当医師に対する指導体制や管理体制が不十分であったこと、また、附属病院の倫理審査体制や手術管理体制、医療安全管理体制が不十分であったことなどが挙げられておるところでございます。
安全で適切な医療提供の確保を推進するため、特定機能病院におけるガバナンス改革による高度の医療安全管理体制の確立、検体検査の精度の確保等を内容とする法案を今国会に提出します。 継続審議となっている臨床研究法案については、適正な臨床研究の実施を推進するため、早期の成立をお願いします。
安全で適切な医療提供の確保を推進するため、特定機能病院におけるガバナンス改革による高度の医療安全管理体制の確立、検体検査の精度の確保等を内容とする法案を今国会に提出します。 継続審議となっている臨床研究法案については、適正な臨床研究の実施を推進するため、早期の成立をお願いします。
まえた会計検査院の所見といたしましては、各国立大学法人において、医薬品の調達について、会計規程等にのっとった適正な契約方式により実施すること、附属病院は臨床研修医の内定者数を増加するための取組等を推進していくこと、群馬大学医学部附属病院の医療事故が特定機能病院の承認取消しなどにより附属病院の経営等に影響を与えていることに鑑み、各附属病院においては、特定機能病院の管理者が確保することとされている医療安全管理体制等
の施行時期、これは平成二十八年四月を予定をさせていただいておりますけれども、これに間に合わせるためのものではなくて、今般の重大事案を、数々ございますが、それを踏まえて早急に対応するという趣旨でお答えを申し上げたもので、一方で、臨床研究中核病院について本年四月より医療法に位置付けられておりまして、今後、社会保障審議会医療分科会の審議を経て、基準を満たした病院を承認していくこととしておりまして、医療安全管理体制
○副大臣(山本香苗君) 事実関係でございますので私の方から答弁させていただきますが、今、足立委員から御質問がございました、どこの要件に反したのかということでございますけれども、医療法の第二十九条第四項第四号等におきまして、特定機能病院の管理者が医療安全管理体制の確保等につきまして医療法及び関連法令の規定に違反した場合等につきましては、厚生労働大臣は社会保障審議会の意見を聞いてその承認を取り消すことができる
また、特定機能病院については、大学附属病院における医療安全に関する重大事案を踏まえ、特定機能病院に対する集中検査等を実施し、医療安全管理体制を確保していくこととしております。
医療法上の特定機能病院及び臨床研究中核病院においては、管理者に対して、医療機関内における事故報告等の医療に係る安全の確保を目的とした改善のための方策を講ずることということを求められておって、医療機関内で発生した事例を収集、分析することにより問題点を把握して、組織としての改善策を企画立案し、適切に実施することとされているわけでありまして、医療安全管理体制としては、常日ごろからこのような取り組みが適切に
厚労省としての考え方として、同分科会が審議結果を出すわけでありますので、それを踏まえて、二病院の事案については、腹決めをして、しっかりと適切に対応をしていきたいというふうに思うとともに、さらに、特定機能病院全体の安全管理体制に関する承認基準とか、あるいは立入検査のあり方について改めて検討して、大学附属病院を含む特定機能病院について、国民の信頼が得られる高度な医療に対応する医療安全管理体制の確保に努めていかなければならないというふうに
医療安全管理体制としては、常日ごろからこのような取り組みが適切に実施されることがまず重要である上に、群馬と、それから今回の、今御指摘の東京女子医大の二つを見てみますと、本年二月三日から、医療分科会というところで、社会保障審議会の分科会で、特定機能病院の承認取り消しも含めた特定機能病院の有すべき安全管理体制について審議を開始しているわけでありまして、御指摘のようなカルテの保存期間の延長については、医療安全管理体制
同じ特定機能病院でありますところの東京女子医科大学病院も事故が最近あったということで、そちらにつきましても、含めて我々は考えなければいかぬだろうということで、一層の安全管理体制について徹底を図る必要があるというふうに考えておりまして、先ほど申し上げました医療分科会における二病院についての審議結果、あるいは提出された再発防止策などを踏まえ、特定機能病院の安全管理体制のあり方を検討し、より適切な医療安全管理体制
したがいまして、医療安全管理体制につきましても、医療に係る安全管理を行う部門の設置等を求めるとともに、その分、診療報酬においても評価されているところでございます。 群馬大学病院の事案につきましては、現在、先ほど大臣から御答弁申し上げましたとおり、社会保障審議会医療分科会におきまして、その安全管理体制について審議を行っているところでございます。
ただ一方、制度を所管する厚生労働省、私どもといたしましては、大学附属病院における研修内容等が適切か否かについて把握する必要があると認識をしておりまして、臨床研修を行う各大学附属病院に対して、研修プログラムの内容、指導医の体制、医療安全管理体制等の情報提供を、情報提供を依頼しているところでございます。