1954-03-30 第19回国会 衆議院 厚生委員会 第25号
新潟県におきましてはマツカーサー命令によりまして医療団が解散になり、これを府県が受入れるという厚生省の御方針に従いまして、全国における医療団施設の約二割という厖大な施設が新潟県にあつたのでありまして、これを全部一括して県は引受けたのであります。その当時私追放者ではございましたが、新潟県立病院設立協議会というものをつくりまして、三宅正一君などと相談をしまして、私はその会長の職にあつたのであります。
新潟県におきましてはマツカーサー命令によりまして医療団が解散になり、これを府県が受入れるという厚生省の御方針に従いまして、全国における医療団施設の約二割という厖大な施設が新潟県にあつたのでありまして、これを全部一括して県は引受けたのであります。その当時私追放者ではございましたが、新潟県立病院設立協議会というものをつくりまして、三宅正一君などと相談をしまして、私はその会長の職にあつたのであります。
又一面、この残余財産は医療団所有の施設を処分した結果生じたものであり、且つ医療団施設は、元来、その重要性にもかかわらず、内容が甚だしく不完全なものが多かつたのであります。併しながら、清算上止むなくそのまま移譲した実情でありますので、この残余財産は、特別の場合のほかは、原則として、当然これら医療団から移譲した医療施設の整備のために使用すべきものであると存ずるのであります。
さて医療団の清算は自己清算の建前をとつているのでありまして、医療団がその財産を以て債務を完済できない場合には何ら国家の保証がなく、清算人に破算宣告の請求義務を負はしめられているのであり、ひとり剰余が生じた場合にのみ国庫に帰属せしめることは不合理でありまするし、又この残余財産は医療団所有の施設を処分した結果生じたものでありますことは言ふまでもないところでありますが、元来医療団施設は、その重要性にもかかわらず
同時に国の方針といたしましては、先ほど申しました医務局で持つております公的医療機関整備の基本方針というものを中心にしまして、それに今回のこの医療団施設の特殊事情をやはり加味いたさなければならぬのではないか。この二つの基本的な方針を、これは単に私の意見ということではなくて、私は医務局長にかわりまして申し上げることができるというふうに思つておる次第であります。
さて医療団の清算は、自己清算の建前をとつているのでありまして、医療団がその財産をもつて債務を完済できない場合には何ら国家の保証がなく、清算人に破産宣告の請求義務を負わしめられているのであり、ひとり剰余を生じた場合にのみ国庫に帰属せしめることは不合理でありまするし、またこの残余財産は、医療団所有の施設を処分した結果生じたものでありますことは言うまでもないところでありますが、元来医療団施設は、その重要性