1984-05-09 第101回国会 衆議院 社会労働委員会 第12号
この医療費の増大、特に高齢化社会に向かっての医療費の増大、これを避けるために今回の改正案を出したんだという厚生省の説明でございますが、この保険法の改正案が提出されましてから新聞報道等で特に目立って目につきますことは、医療供給機関、医師側の乱診乱療、また医療費のむだがかなりあるということ、また医師の所得が非常に大きい、あるいは脱税なんかもある、そういう報道が殊さらのように私には受け取れるのですが、新聞
この医療費の増大、特に高齢化社会に向かっての医療費の増大、これを避けるために今回の改正案を出したんだという厚生省の説明でございますが、この保険法の改正案が提出されましてから新聞報道等で特に目立って目につきますことは、医療供給機関、医師側の乱診乱療、また医療費のむだがかなりあるということ、また医師の所得が非常に大きい、あるいは脱税なんかもある、そういう報道が殊さらのように私には受け取れるのですが、新聞
そこで、私はこのほかに質問通告をいたしておりました問題としては、いわゆる検査のあり方の問題、機械の重複投資の問題、それから、医療供給機関のあり方の問題等々、たくさんの項目を通告しておりました。これはもう大臣、私の項目は第一日目に申し上げておりますから、ここで重複して申し上げません。
それで医療供給機関だけは依然として旧態依然たる状況にある。特に大部屋主義である。もういまは病院に入って、そして冷暖房があったり自炊施設があったりするのはあたりまえの話なんです。 ですから、むしろ給付の改善をやって、快適な病室の中で患者が十分保険で治療できるというような病院にする必要があるのじゃないか。
暫定措置だといっても、いまの答弁のように、医療供給機関を整備するためには十年計画でもまだできないかもしれない。しかし、これを追及しなければならぬ。それができない限りは、市町村長は本土並みに経営主体になることはできない、それは拒否する、こういう事態は続くだろう。
そこで問題は、沖繩の医療保険の前提条件である医療供給体制がきわめて劣悪である点は、医療供給機関が半分以下である。医者が三分の一。あるいは結核とか精神病とかハンセン氏病とか、それが非常に多い。ハンセン氏病などは二十倍もある。風土病等もある。精神病もある。これは基地の影響だろう。
現在の一般医というものと基幹病院との関係といいますか、こういうふうな医療供給機関の体系の問題等は、先ほどそれは専門病院だとか新しく生まれる疾病に対する対策とおっしゃいましたが、現在あるものの医療機関の体系化の問題等についても、一体基本法の中に盛られる意思があるのかどうか、これをお伺いいたしておきたいと思います。
さらに、この抜本改正というものが論議倒れになった一つの論点は、やはり医療供給機関のあり方だと思います。医療供給機関のあり方、その性格をどうするかということでございます。特に四十三年の二月には日本病院協会からもやはり私営医療と社会保険医療というようなものの矛盾というようなもの、これを指摘しておられます。