2018-07-13 第196回国会 衆議院 厚生労働委員会 第36号
今回の医療法の問題に絡めてでありますけれども、平成十六年度に医師派遣制度が改正され、今日の地域の医師の偏在の大きな原因になっている、このことを冒頭指摘を受けました。また、それと同時に、大学病院の機能が派遣も含めて大変厳しくなっている現状を含めて、大学病院をもっと大切にすべきではないかという御指摘もいただきました。
今回の医療法の問題に絡めてでありますけれども、平成十六年度に医師派遣制度が改正され、今日の地域の医師の偏在の大きな原因になっている、このことを冒頭指摘を受けました。また、それと同時に、大学病院の機能が派遣も含めて大変厳しくなっている現状を含めて、大学病院をもっと大切にすべきではないかという御指摘もいただきました。
そういった健常人のコホートとそれから疾患のコホート、こういうあたりを密接に結びつけていきながら、次世代の医療を考えていくわけでございますけれども、東北メディカル・メガバンクの場合には、まさに、その地域での医師の不足などを、このメディカル・メガバンクの計画の中で、医師派遣制度などを通じてそこの部分の手当てをしながら、その機会に、住民の理解を得てコホート研究もさせていただく、こういうことで組み立てておるものでございます
しかしながら、現場の医師たちの声を聞いてみますと、財政支援も重要でございますが、これまで大学の医局が慣習的に行ってまいりました、いわゆる医師派遣制度の代替となる制度の創設が必要であるとの意見が多く聞かれるところでございます。実際に、地元の岡山県の中規模病院で医師を公募いたしますと、かなり高額な賃金を提示いたしましても、医師はなかなか来てくれない。
もう大学自体も力がなくなりましたので、大学に依存する医師派遣制度というのは全く今後は難しいことになってくるんじゃないかなというふうに私は思っております。
五十五年度の一番新しい数字で申し上げますと、この医師派遣制度によりまして百七十四名の医師、これは計画も含めた数でございますが、本土から業務援助あるいは技術指導という面にわたって派遣しお手伝いをしております。歯科医師につきましては、五十五年度四十九名となっております。