1997-02-25 第140回国会 参議院 労働委員会 第2号
例えば、一九七四年の労働基準法研究会第二小委員会専門委員報告で「医学的・専門的立場からみた女子の特質」では、深夜勤務の有害性について、人体の機能の日周期リズムの強固さから見て、深夜業が持つ反生理的な性格は男女に共通している、こういうふうに指摘した上で、特に女性労働者について、「その母性機能への影響が憂慮されるが、そのほかにも、一般的に疾病への抵抗性を減弱せしめ、健康障害可能性を強めるため、女子労働者
例えば、一九七四年の労働基準法研究会第二小委員会専門委員報告で「医学的・専門的立場からみた女子の特質」では、深夜勤務の有害性について、人体の機能の日周期リズムの強固さから見て、深夜業が持つ反生理的な性格は男女に共通している、こういうふうに指摘した上で、特に女性労働者について、「その母性機能への影響が憂慮されるが、そのほかにも、一般的に疾病への抵抗性を減弱せしめ、健康障害可能性を強めるため、女子労働者
そこで、その点で医学的、専門的立場からの検討をお願いいたしておりました。
○説明員(松原亘子君) 危険有害業務の就業制限につきましては、医学的、専門的立場からの御検討を踏まえて私ども具体的に命令の内容を定めたいと思っておりまして、現在の段階では具体的に申し上げられる状況ではございません。
深夜業の問題に関しては、このように「医学的・専門的立場からみた女子の特質」として専門委員会が発表している報告があります。「深夜業に従事する男女の健康水準は、その多くの場合、労働内容や条件を男女で異にするため、一般に比較が容易でないが、仮に母性への影響を除いて考えた場合にも女子に影響が著しいことが指摘できる。」
○政府委員(森山真弓君) 「医学的・専門的立場からみた女子の特質」ということで、第二小委員会の方に報告されました専門家の報告の内容ということでございましょうか。——それは、簡単に御紹介申し上げますと、母性保護に関する事項と危険有害業務の就業制限に関する事項と労働時間及び深夜業の規制に関する事項等について、簡単に分けて申しますとそのように分かれるかと思います。
○政府委員(森山真弓君) 女子の問題につきましては、非常にむずかしい複雑な問題がございまして、特に医学的な研究を必要とする面が多いものでございますから、医学的専門的立場から見ました研究をさらにお願いしようということで、この研究会議からさらに付託されまして、お医者様の集まりであります専門家会議が医学的専門的立場から見ました女子の特質ということについての御研究を一年ぐらいかけてしていただいたわけでございます
そしてその小委員会におきまして、さらにいま先生がおっしゃいました専門的な知識ということを要求いたしますので、専門家を特に御委嘱いたしまして、「医学的・専門的立場から見た女子の特質」につきまして専門家の研究をお願いしたわけでございますが、その報告書が昨年の十一月に一応まとまりまして、第三小委員会に提出されたところでございます。
かなりこの研究が進んでまいりまして、昨年の十月に医学的、専門的立場から見た女子の特質という専門家の報告がまとまりまして、これを労働基準法第二小委員会、つまり労働基準法研究会の中で特に女子労働者、母性保護等を取り扱う委員会に対しまして提出されました。これを受けた委員会がその専門的な研究に基づいて現在の法律との関係をつぶさに検討をする、このような段階に入っておりますので、御報告させていただきます。