2010-11-26 第176回国会 衆議院 厚生労働委員会 第7号
きょうの委員会の議題であるB型肝炎も、薬害C型肝炎も、そしてほかの、天野のような患者も、全国に三百五十万人もいると言われる肝炎ウイルス感染者は、そのほとんどが、本人には全く責任なく、ずさんな厚生行政によって引き起こされた医原病の被害者であり、他の疾患とは全く異なる社会的要因を持っているという国の責任を明記した法律が肝炎対策基本法です。
きょうの委員会の議題であるB型肝炎も、薬害C型肝炎も、そしてほかの、天野のような患者も、全国に三百五十万人もいると言われる肝炎ウイルス感染者は、そのほとんどが、本人には全く責任なく、ずさんな厚生行政によって引き起こされた医原病の被害者であり、他の疾患とは全く異なる社会的要因を持っているという国の責任を明記した法律が肝炎対策基本法です。
ここは何が背景だったかというと、やはりこの肝炎は、御存じのように、輸血、予防接種、そして血液製剤という医原病の可能性もある、そういうことでインターフェロン治療の医療費助成も出てきたわけです。 そこで、この配付資料にもありますが、十八年闘って、これはもう最高裁で判決が出ているわけですね。
予防接種や薬害や輸血や、少なくとも自己責任ではない医原病で、本当に人生に大変な御苦労を背負って、例えばC型肝炎がインターフェロン治療でもう完治した人、そういう若者でさえ、完治しているのに、もともとC型肝炎だったということで就職差別を受けて大好きな仕事につけない、一生本当に苦しんでいる人もいっぱいいるんですよ。そういう人たちに対して優しい言葉を言ってほしいんですよ。
それに対して、左側に書いている厚生省の結核・感染症対策室長、「医原病との特定困難」というふうなコメントが載っており、「地域によって肝炎の発生率が高いという研究があることは聞いている。しかし、感染の時期などがはっきりしておらず、医原病と特定するのは難しいのではないか。C型肝炎は、輸血以外の感染経路がまだはっきりしていない。まずそれをきちんとすべきだと考えている。」その次です。
背後に、血液製剤を投与されながら証明できなかった方、集団予防接種や不適切な医療行為などで、大半の患者はみずから防ぎようのない原因で感染した医原病で苦しんでいます。
そのC型肝炎患者さんの多くは、やはり集団予防接種及び医療、医原病という形の感染経路、感染原因だ、そういうふうに踏まえています。そして、B型肝炎患者に関しましては、その多くが国が行った集団予防接種によって感染が広まった、そういう認識を持っていただきたいと思います。
次に、プリオン病、牛海綿状脳症だけではなくて人にも関係がありまして、医原病と言われる硬膜移植によって発症したと考えられるクロイツフェルト・ヤコブ病の場合には潜伏期間が二年から十四年、そのように長いわけであります。
しかし、この原因というものは多くが医原病であるというふうにも指摘をされているわけです。フランスは、こういった人たちに対しての情報を国が積極的に提供せよということを政府みずからが言っているんですよね。 こういう内容を九月に患者の権利法という形で出したということは私は画期的だと思うし、日本もこういう姿勢で臨まないといけないんじゃないか。
しかし、これはいわゆる近代的な医学が引き起こしたところの病気、医原病と言われる部分の中の一つと思うんです。だから、ほかの非常に数少ない難病とは若干ここは意味合いが違うのではないかという認識を持っております。
C型肝炎の対策として、厚生省、患者たちは医原病であると。C型肝炎というのは本人の意思とは全く、本人の不注意その他はなく、ほとんどがこれは医者によってつくられた、医療行為によってつくられた病気というふうに患者は感じておりますし、私も大部分、例外を除いてはもうほとんどこのC型肝炎は医原病だと思っております。
○津島国務大臣 けさほどからの御議論で私は一貫して申し上げておりますが、まず我々の責任は、厚生行政の中で、この難病で苦しんでおられる、しかもある意味では医原病の方々のためにやれることはできるだけやる、こういうふうに申し上げたところでございまして、今のこの御指摘に対しては個別の方の事情を含めて誠実に対応させていただきたいと思います。
○今井澄君 質問を終わりますが、実はC型肝炎というのは、厚生省が相当力を入れなきゃならないのは、これはある意味で医原病だというところに問題があると思うんです、別に、死亡者が多い、感染者が多い、悲惨だというだけではなくて。 かつて戦後の混乱期にはヒロポンや覚せい剤の回し打ち、ああいうことで広がったと言われていますし、第二期は予防接種などで広がったんじゃないかと。
それから、もう一つお聞きしたいんですけれども、我々ですと医療が原因となって起きた病気を医原病というふうに言うわけでありますけれども、もし今後このようなヒト硬膜の移植によってまだまだ症例がふえてくるということになった場合に、厚生省としてはどういう治療、療養の支援とか生活の保障みたいなものの支援というのが考えられているのか、その辺をお聞きしたいと思います。
○政府委員(小林秀資君) クロイツフェルト・ヤコブ病が医原病であるかどうかは別の問題とさせていただきまして、実はこの平成九年一月から特定疾患治療研究事業の対象疾患として指定をいたしました。そして、患者さんの医療費の自己負担を解消するようにしたところでございます。
血友病エイズというのは医原病とも言うべきものだと思うんですが、厚生省の立場はこの三つのステージのうちのどれに一該当すると思われるか、厚生大臣のコメントを承りたいと思います。
○小平芳平君 それでは次に、注射の乱用によって起きる筋拘縮症については、当委員会でも参考人をお呼びいただいて審議したことがございますが、そのときの参考人の御意見としては、九九・九九%医原病であるというふうな御意見であったわけです。それで、一時下火になったかと思いましたが、最近になってまた発生している。
○小平芳平君 先ほどの筋拘縮症は医原病であることは間違いないと。しかし、この注射を打った医師に過失があるのか、それとも薬そのものがいけなかったのか、それとも両方かということに分かれたわけですか、いかがですか。
現在までの扱い方は、提訴ということを条件にして判決あるいは和解によって解決するということでありましょうけれども、少なくともキノホルムによって生じた医原病ですね、スモン、これに対する完全な救済は国の責任であるし同時にまた製薬会社の責任であるわけでありますけれども、そういう立場からしていまの対処の仕方で果たしていいのかどうか、この点はどうでしょうか。
これは、国民不在の医療行政によって、五体健全に生まれた子供が、医師の乱診・乱療・乱注射により子供の体を破壊し、その一生を身体障害者として生きなくてはならない苦しみを味わわしている医原病であります。
簡単に幼児の際に手術ができないということ、しかし、この四頭筋短縮症等が注射液によって、注射によって実際に生まれてきた、私は医原病と、こう言うのですが、それに類する病気だということになれば、国が積極的に、しかもある意味では国の責任で治療をしてもらう。先ほど私が申し上げ、大臣の真意をお伺いを――真意というのは気持ちをお伺いをしましたが、そういう体制を私はとるべきだと思っているんです。
また、私はここではっきりしておきたいんですが、小児科学会が五十一年の五月十六日に、国民についてこの四頭筋短縮症が注射の結果出てきた、私たちに言わすなら医原病――医原病とは彼らは言っていませんが、その意味では謝罪の声明を明らかにした。そしてしかも、因果関係を明らかにして「注射に関する提言」というのを二回にわたって提起しておられますね、五十一年の二月十九日と七月の一日に。
先日、日本小児科学会が、これが医原病であることを認め、幼児などには筋肉注射を全廃するようにしようという声明を発し、理事会が自己批判をしておるところであります。今後の対策を示しました。遅きに失したと思いますが、結構なことであります。医学者というのは、慎重であるとともに、やはりそこのところはけじめをおつけになる、私は尊敬する。
そこで、このような学会がいわゆる医原病だということになったのですが、そうすると厚生省は治療指針の中にそのことを明確に盛り込んでいただけますか。
それから、私どものこの育成医療というのは、原因が何であれ給付をするという仕組みをとっておるわけでございますから、それがいま言われましたように、いわゆる医原病であるにしても育成医療という公費負担で対応するのが一番妥当じゃないかというふうに考えております。
自主検診グループがいまはっきりさしているのは七千名程度、しかもこれが私は言葉が正しいかどうかは別にして、医原病的、医原病といわれる患者とするならば国の責任でこの措置をとるべきじゃないですか。これについて厚生大臣どうお考えになりますか。
これを医原病と言っています。病気の原因は、医者と薬、これも大事ですが、過ぎてはいけない。 こういうことでございまするので、どうぞ生きがい対策費にうんと盛っていただきまして、明るい日本をつくっていただくようにお願い申し上げます。どうもしつこいことを申し上げまして恐縮でございました。よろしくお願いいたします。
いや、そうでなくて、わが国の場合は、要するに注射による医原的な医原病だというように判断をされるのか、いままであなたの報告の中で。はっきりそこらあたりをおっしゃっていただきたい。 それからもう一つは、先ほど津山先生が報告をされた中で、治療の方法として、起こる可能性があると判断した場合には三歳まで検査を行うべきだと、こう言われておる。チェックをする必要があると。
今度の大腿四頭筋拘縮症というのは、先ほどのお話によりましても、医原病ではないか、こういう疑いが非常に濃いわけでございます。加えて、先ほど参考人でお話になりました津山参考人も、九九・数%までは注射液によるものだというふうに証言をしていただきました。そうなってまいりますと、この病気は医師が注射液によって子供に注射をした結果であることはもう疑いの余地がないというふうに思うわけでございます。
○案納勝君 それでは、もう一回これは宮田先生にお尋ねをしますが、いま先ほどからの質疑の段階で津山先生は九九・九%注射にある、いまもありましたように、いずれにしても注射、そして、薬によって、その使い方あるいは注射の仕方によって患者が発生している、こういうことになりますと、私は、よく言われるんですが、はっきり医原病だということが規定できる。