1966-07-21 第52回国会 衆議院 法務委員会 第3号
○石井国務大臣 何か私どものあとのことの責任が重いようなふうに聞こえるのでございますが、これはいままで北鮮方面と日本との間に貿易が行なわれておる。政府はこれに何らの関与もしなければ、援助もしなければ、また妨害もしなかったのであります。自然に伸びてきた。これは同じようなものの一つだと思うのであります。
○石井国務大臣 何か私どものあとのことの責任が重いようなふうに聞こえるのでございますが、これはいままで北鮮方面と日本との間に貿易が行なわれておる。政府はこれに何らの関与もしなければ、援助もしなければ、また妨害もしなかったのであります。自然に伸びてきた。これは同じようなものの一つだと思うのであります。
北鮮方面からの出土品についても同じことがいえるのであります。別にこれは権力をもって奪ったものではないのでありまして、将来一体どうするかというようなことについては、いま何も考えていない、白紙の状態であります。
この想定によると、北鮮方面で事態が急迫し、南鮮に戦禍が及ぶということを予想しての想定であったようですが、いまは防衛庁では、あらゆる方面からする直接侵略というものも研究されておると思うのです。一番研究をされておるその中心は、方向というよりは海中、海上方面からする侵入、あるいは空から来る侵入というものに対して当然向けられておると思うのですが、そういういろいろな角度での研究を進められておるのかどうか。
そのことは、北の北鮮方面からの強圧というか圧力といいますか、これが非常に急激に増強されつつある。あるいは韓国内部における一つの左の勢力の台頭といいますか、そういうものとの関連とか、いろいろ見方があるようでありまするが、まあこれはただいま外務大臣も言われましたような趣旨でわれわれといたしましても理解する、ほかは、この際としてはないかと思うのであります。
しかも中共方面とかあるいは北鮮方面は日本からの混信が多くて、国内放送が確保できない。従ってぜひこの電波の割当について配慮してもらいたい、こういう話がありました。日本に対してもその援助を席上で要請して参ったわけであります。
それから北鮮方面に敷設したものは、これも今までの海象、気象の調査に基きますと、やはり日本近海に現在出現する状態において流れてくることも、これもそういった基礎資料によって判断するならば確実にその予想がつくわけでございます。
また新聞に載りますとどうしても信じたくなるものですから、結びつけて考えまして、武器がある方面からこの国内に流れ込んでおるということについては、数量とかあるいはその方面とかいうことについてはわかりませんが、どうも徐の情報を総合してみますと、彼らにはこのことがほぼわかつておるのだ、あるいはこの中にもありますけれども、北鮮方面との連絡なんかもやつておるのだということを本人は言うておるのであります。
またもし中央がコミンフオルムの世界戰略の見地から国連軍を北鮮方面にくぎづけするため、いわゆる火中の栗を拾う決意であるならば、その影響ははなはだ甚大であるといわねばなりません。われわれは、中共の指導者も中国の民衆も好んで世界戰乱の醸成をあえてするものではないと信じたいのでございますが、この点に関して総理はいかなる見通しをお持ちであるか、所見を承りたいと思うのであります。
かつ今日中国共産党によつて指導されておりまする人たちで、それはなるほどまだ引揚げて参らぬ方がたくさんいらつしやいましよう、なお北鮮方面にもいらつしやいましようし、南鮮方面にもいらつしやるでしよう。こういう場合に、しかも中共によつて指導されているところの政府の代表が国連にもまだ出席していない、イギリスは中国の新しい政権を認めている、にかかわらずまだここに参加していない。日本の……。
しかるに草葉政務次官から、今日三十七万余名という未帰還者があるという御発表がありましたが、現在われわれの想像するところでは、ソ連地区、中共地区、満州、北鮮方面におけるものが最もその重点を占めているものと思いますが、この三十七万余名の内訳がわかつておれば聞かしていただきたいと思います。
その外に我々の耳に入りましたのはウオロシーロフにおります間は次々に増加して参まりす者が、或いは北鮮方面におりましたが出発までラジオを聽いておりました者がおりまして、丁度終戰当時の日本の状況は割合に知り得たと思います。