あるいはまた東和商事、北畑商店との関係で売ったとか、売らぬとかいうようなノリの実態をお調べになったと思いますので、その点を一応御報告願いたいと思います。
従いまして、北畑商店名義の倉荷証券が提出されたときには、やはり北畑商店に所有権が移転したにすぎないというふうに実は誤認をいたした次第でございます。
東和商事に金を出した北畑商店というところも、おそらくは資金の融通なしに営業しておるとは思われません。そうしますと、金を出して商品にしておきますればひとりでに金利がついてくるのです、置けば置くほど金利がついてくる、これは常識です。その場合に、いつあなたの方でお調べになっても、のりさえあれば、韓国のりであろうが、日本のりであろうが、一向かまわない。
そうすると、金融機関なりあるいは北畑商店というのり屋さんなりが押えております目的と、あなた方がこれを押えておった目的とが全然違ったものになっておるのですが、こういう点は常識としてお考えになっていなかったのですか。