2004-05-19 第159回国会 衆議院 文部科学委員会 第20号
例えば、江戸八百八町じゃないけれども、南町奉行、北町奉行があって、そしておかっぴきが、つまり警察官ですね、それぞれ南町奉行所あるいは北町奉行所に十数名しかいないんです。それで百万人の治安、防犯をやってきたわけですね。 なぜそんなことができたかということですね。もちろん凶悪犯罪もあったし、いろいろな犯罪も江戸時代にもあったと思います。
例えば、江戸八百八町じゃないけれども、南町奉行、北町奉行があって、そしておかっぴきが、つまり警察官ですね、それぞれ南町奉行所あるいは北町奉行所に十数名しかいないんです。それで百万人の治安、防犯をやってきたわけですね。 なぜそんなことができたかということですね。もちろん凶悪犯罪もあったし、いろいろな犯罪も江戸時代にもあったと思います。
江戸時代にあの幕府の大きな行政体制の中で、北町奉行所、南町奉行所、そのはざまにあって、あの四十人そこそこのゲリラ部隊、言ってみれば組織の中のベンチャーみたいなものですよ。それを生き生きと指揮できたのは、この長官があったからだと私は思っています。 したがいまして、日本の金融監督庁の長官を選ばれるときも、大所高所から、限られた予算と人員を有効に、本当の不正を摘発できるような体制をお考えいただきたい。
徳川時代にも北町奉行所、南町奉行所があって、若年寄がいてやったのですからね。こうなってしまっては、国民との距離が与野党ともに離れてしまうので、こういうことをお考えになってもらわぬと困るのです。