1997-12-17 第141回国会 参議院 決算委員会 閉会後第2号
その上で、例えば北拓の破綻の後にその北海道部分を北洋銀行が引き受け、道内のお客様に迷惑をかけないという体制をとりました。しかし、当然ながら規模の小さい北洋銀行がこれを受けとめるためには何らかの手当てが必要であります。そういう場合を完全に無視できるのか。同時に、まさに救いようのないようなものにまで手を差し伸べるのか。
その上で、例えば北拓の破綻の後にその北海道部分を北洋銀行が引き受け、道内のお客様に迷惑をかけないという体制をとりました。しかし、当然ながら規模の小さい北洋銀行がこれを受けとめるためには何らかの手当てが必要であります。そういう場合を完全に無視できるのか。同時に、まさに救いようのないようなものにまで手を差し伸べるのか。
こうした中にあって、三塚大蔵大臣は懸命な努力を続け、北海道拓殖銀行の破綻に際しても、北海道部分と本州部分を切り離して処理するといった新しい手法を打ち出すことにより、金融システムと北海道経済の混乱を回避するなど適切に対処したところであります。
しかし、実際中身を見てみますと、私も少し調べてみたんですけれども、事実上は、農水、運輸、建設の各省庁の北海道部分を単に一元的に扱っているにすぎない面があるのではないか。むしろ、各省庁の地方局の役割が、ただ単に同じ建物の中にいるだけである。
具体的には、北海道と東京の間において、北海道の野菜をダイレクトに、できるだけスピーディーに、そして生鮮の度合いを落とさずに集約的に持っていこう、こういうことで北海道の発の基地を三カ所ばかり、東京の田端に倉庫をつくりまして、その間を一個列車編成でもって持ってくる、こういう計画をつくりまして、実はこれは北海道部分については農林省の御援助もいただいて、そしてすでに実行しているわけでございます。
ただいま提案理由の説明にありました通りに、今回北海道部分でなく、新たに東北地方の産業振興のための公庫の仕事を合せ行うことになったのでございまして、従って名称も第一条にあります通りに、今までの北海道開発公庫というのを、北海道東北開発公庫と名称をまず改めるわけでございます。
そこで北海道を含めて作付面積を調査し決定し、作柄を加えて、全国作付面積と、全国収穫量を出す場合にはこの二つの要素、言いかえて申しますと、北海道部分、それから概略面積がその年の正確なる決定面積になるので、この二点がかわつて来る点でございます。ちようど足鹿委員の御質問になりました点は、概略面積について私どもが御報告申し上げたことについてのことでございます。