1987-09-01 第109回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
このチホクコムギは北海道農試の北見農業試験場で非常に苦労の末、育種されたものでございます。 それは農業基本法以後小麦の品種改良などはだんだんおろそかに日本ではされてまいりました。いわゆる選択的縮小作物というふうなことで位置づけられておろそかにされてきて、予算にしろ人員にしろだんだん不足してまいりました。
このチホクコムギは北海道農試の北見農業試験場で非常に苦労の末、育種されたものでございます。 それは農業基本法以後小麦の品種改良などはだんだんおろそかに日本ではされてまいりました。いわゆる選択的縮小作物というふうなことで位置づけられておろそかにされてきて、予算にしろ人員にしろだんだん不足してまいりました。
そこで、北海道農試のてん菜部、ここの整備充実、こういうことにもっと力を入れるべきだというふうに思いますが、価格を下げることばかりじゃなくて、生産費を引き下げるための条件整備、そういう中でもこの育種の問題は極めて大事だというふうに私は思っておるんですが、その辺のところについてはどのようにお考えでしょうか。
○説明員(櫛渕欽也君) ただいま先生御指摘のとおり、特に北海道の畑作地帯でのてん菜につきましては輪作体系の基幹作物の一つとして非常に重要な作物であるということで、この品種改良については私ども極めて重視をして進めておる次第でございまして、現在北海道農試が中心になりまして道の関係の試験場の協力のもとに育種を進めておりますけれども、昨今御案内のようにモノホープを初めとしまして、その後優良品種を育成してまいっておりますし
仮に牧草に例をとりますと、寒地型牧草とか暖地型牧草とかいろいろあるわけですが、寒地型牧草ですと北海道農試中心に東北農試とか、そのほか県の指定試験場なんかも含めましていろいろと取り組んでおります。暖地型牧草は当然九州農試が中心でございますけれども、全体で十四カ所で実際の現地の気候、風土に適する育種をとっております。
これらに取り組んでいる試験研究機関は全国に非常に多いわけでございますが、北海道におきましては、国立の北海道農試の畑作部が中心となりまして、これに北海道農業試験場が参画をして、育種その他の栽培体系の話あるいは栽培改善の話、地力の問題、あらゆることに取り組んでおるわけでございます。今後とも国公立のこういった試験研究機関の研究体制の整備充実を図りまして、一層真剣に取り組んでまいるつもりでございます。
○政府委員(伊藤俊三君) 私がただいまこのてん菜振興会を設立いたしました当時のことを考えてみますと、当時のてん菜についての試験研究の体制というのは、これは国の北海道農試——北海道の持っております農業試験場、そういったところでてん菜についての試験研究をやっておったわけでありますけれども、その試験研究の水準というのはきわめて低いものであった。
○政府委員(伊藤俊三君) かなりの水準に到達をいたしまして、いまこの段階で国のほうが引き継ぎましても、ただ漫然と引き継いだんでは困りますけれども、いままでの成果というものを十分踏まえまして、しかるべき体制をとって試験研究をいたすならば、国の試験研究——北海道農試を私ども考えておるわけでございますが、北海道農試がりっぱに仕事を果たしていける、期待にこたえられるというように判断いたしておる次第でございます
○伊藤(俊)政府委員 てん菜振興会の研究所の職員につきましては、先ほど来いろいろお話し申し上げておりますように、原則として北海道農試のほうに移っていただくようなことを考えております。 その格づけにつきましては、これも先ほど御答弁申し上げましたが、試験場の他の職員とのバランスというものも十分考えながら措置をいたしたいと思っておるわけでございます。
てん菜研究所の建物、研究所の機械器具はそのまま北海道農試のてん菜部が引き継ぎまして、従来どおりてん菜に関する試験研究のために使用するということになります。現金、預金、債券等につきましてはすべて国が引き継ぐ、一般会計に繰り入れるということでございます。
○伊藤(俊)政府委員 一般会計に引き継ぐことになるわけでございますが、研究所の施設それ自体は北海道農試が引き継ぐ、こういうことになります。
第二日目の十三日は、道北の士別市、名寄市、絞別市及び道東の北見市に至る地域において、稲作及び畑作の作況について現地調査を行なったほか、名寄市の国立薬用植物栽培試験場、雪印乳業名寄工場、絞別市の農林省北海道農試草地開発部等を視察し、その間に士別市役所において、北部上川地区の市町村、農業団体、さらに途中で絞別市、上湧別町、遠軽町、生田原町及び留辺蘂町等において、網走支庁、管内市町村、農業団体等の関係者から
○齋藤(誠)政府委員 機能といたしましては、今御指摘のありましたように、四国と、北海道農試が改良分を現在旭当しておるわけでありますが、研究所ができました暁には、鴻巣はことしの十月一日からこちらに移す、北河道、四国につきましては、来年の四月一日からその研究所で一元的に運用するというつもりでおります。