1972-06-16 第68回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第7号
台風三号くずれの低気圧が中国大陸の南岸沿いに北東進し、六日早朝、台湾の北の海上に達したころから、南西諸島方面で大雨が降り出し、この低気圧が北東へ進むにつれて、大雨の区域は、七日には、九州、四国方面に移り、八日には、近畿、東海、北陸、関東方面の西部に移りました。この低気圧は、その後、樺太南部へ移り、また、前線は太平洋上へ去りました。
台風三号くずれの低気圧が中国大陸の南岸沿いに北東進し、六日早朝、台湾の北の海上に達したころから、南西諸島方面で大雨が降り出し、この低気圧が北東へ進むにつれて、大雨の区域は、七日には、九州、四国方面に移り、八日には、近畿、東海、北陸、関東方面の西部に移りました。この低気圧は、その後、樺太南部へ移り、また、前線は太平洋上へ去りました。
台風第三号くずれの低気圧が中国大陸の南岸沿いに北東進し、六日早朝、台湾の海上に達したころから、南西諸島方面で大雨が降り出し、この低気圧が北東へ進むにつれて、大雨の区域は、七日には九州、四国方面に移り、八日には近畿、東海、北陸、関東方面の西部に移りました。
特に、六月の二十七日、朝鮮半島中部に発生いたしました低気圧は、発達しながら日本海南部を北東進をいたしましたので、北陸地方に局地的な大雨が降りました。
特に六月二十七日朝鮮半島中部に発生した低気圧が発達しながら、日本海南部を北東進したため北陸地方に局地的な大雨が降ったのでございます。 また、七月の一日から二日にかけまして、低気圧が日本海を東進し、この低気圧の中心から南東に延びる温暖前線が日本付近を通過いたしましたが、この前線に向かって高温多湿の南からの強い風が吹き込み、このため島根県を中心に局地的な大雨が降ったのでございます。
雪は、いわゆる台湾坊主という低気圧でございまして、太平洋岸を北東進してきます。この低気圧が参りますと、沿岸地方は通常気温が高くなるので雨になってくる。そうしますとこれはあまり実害はございません。また逆に低気圧から遠い、たとえば関東地方でも北関東、そういうところになりますと、今度は低気圧から遠いものでございますから雨量も雪の量も少ない。
以上が大体六日、七日に起こりました雷雨、降ひょうによります概況でございますけれども、これらの雷雨、降ひょうは日本海の南部から北東進いたしました低気圧及びそれに付随いたしますところの前線によってもたらされたものと見ることができます。以上でございます。
それから最後に、台風二十三号は、このコースが不幸にも、日本列島上陸以後、日本列島に沿って北東進いたしましたために、中国地方から近畿、北陸、北海道と、非常に広い範囲にわたって台風の影響を及ぼしたのでございます。こういう台風でございましたので、気象庁関係におきましては、全国で二十九の府県と北海道全域に警報を出しました。
熊本県南部付近を経まして、けさの六時には阿蘇山付近を北東進しておりますが、台風の進路に当たりました各地域では平均二十メートル、鹿児島県の川内市では瞬間風速最大四十六メートル、平均二十メートルの強風と五十ミリないし二百ミリの降雨がございました。被害の状況は、現在警察庁に報告のございました分、午前八時現在までで次のとおりでございます。
現在気象用レーダーは名瀬、種子島、福岡、大阪、東京等の五カ所に設置されていますが、今次の十五号台風による被害にかんがみ、既設のレーダー相互の効力範囲外の充実をはかり、さらに日本海から北東進する台風等をすみやかに観測するために函館、仙台、名古屋、広島等に気象用レーダーを設けまして、全国的に観測網の整備を促進しようとするものであります。
台風の径路は今度の十二号と非常に似ておりましたが、要するに十二号にしましても十三号にしましてもシベリヤ方面に抜けて行つたということは、秋型の台風としては非常に異例でございまして、秋型の台風は高気圧が非常に発達しておるために、シべリヤに上陸しないで日本列島に沿つて北上或いは北東進するのが大体通例でございますが、まだそういう気象配置になつておらなかつたために今度の台風の被害が少なかつたのではないかと我々