1954-02-19 第19回国会 衆議院 運輸委員会 第14号
従いましてこの四十四隻の新造船が仕事のほとんど主力というものでございまして、現にやつておりまする東支那海、朝鮮海峡あるいは北方水域等の漁船保護に出動いたしますのは、これらの新造の新鋭の巡視船が出ております。また遠く日本海方面の浮流機雷等の捜索処置に当る船も、おおむねかような新鋭の船が必要でございまして、日本海は冬期には西風が強く相当しけますものですから、在来船では非常に困難を感じております。
従いましてこの四十四隻の新造船が仕事のほとんど主力というものでございまして、現にやつておりまする東支那海、朝鮮海峡あるいは北方水域等の漁船保護に出動いたしますのは、これらの新造の新鋭の巡視船が出ております。また遠く日本海方面の浮流機雷等の捜索処置に当る船も、おおむねかような新鋭の船が必要でございまして、日本海は冬期には西風が強く相当しけますものですから、在来船では非常に困難を感じております。
そもそも朝鮮海峡あるいは東支那海あるいは北方水域等の漁船保護のための特別哨戒を始めたのは、昨年の九月以来のことでございます。当時閣議の決定に基きまして現場における日本漁船の保護には巡視船の出動が必要であるということで、その閣議決定に従いまして随時その三つの海域に巡視船を、当時は各地総計して五隻ないし六隻の巡視船を交代で出しております。その後依然としてぼつぼつと漁船の不祥事件が起つております。