1970-03-20 第63回国会 衆議院 運輸委員会 第9号
そしてまた、いまもお話ございましたが、世界気象機構、WMOの第四回総会では、北方定点観測を将来の計画に組んでおる、そういうような話があったそうでございますが、それがまた日本の守備範囲になっている。
そしてまた、いまもお話ございましたが、世界気象機構、WMOの第四回総会では、北方定点観測を将来の計画に組んでおる、そういうような話があったそうでございますが、それがまた日本の守備範囲になっている。
それはただ単に海上だけの問題でなしに、南方定点観測というものと北方定点観測というものとのこの情報というものは、やはりその他の陸上に及ぼすいろんな気候条件というものにやはり大きな一つの示唆をするというのですか、データを出すことになる。
その北方洋上におきまして、まあその当時非常に古い船でやったのでございますが、定点業務を行ないますことは非常にその運営に困難が多々ございますことと、相当経費を要しましたので、昭和二十八年にこの北方定点観測は一応中止いたしまして現状に及んでおるわけでございます。
それが証拠に、北方定点観測は、アメリカ軍のそういう軍事上の要請がなくなったので、あれは引き揚げてなくなったのですね、北方定点は。同じようなことが将来起こらないとも限らない。しかも台風は毎年やってくる。そうしたら一体日本の手によって飛行機観測ができないといったら、何によって観測するのか。そういう点について大臣はひとつ真剣に考えてもらいたいと思うがどうでしょうかね。
北方定点観測も、あれもアメリカ軍の必要があってあそこへ置いておってアメリカ軍の必要がなくなったら、あれをやめてしまったんですよ。そんなわけで飛行機が毎日出ているんです、厚木かどっかから。北のほうへ毎日出ているんです。これはアメリカ軍毎日やっている。なぜこれを日本でできないか。これは長官に言ってもしょうがないから、ひとつ総理に来ていただきましょう。委員長にお願いします。
大体北方定点観測が廃止になったのは昭和二十八年です。あなた御存じありますか。これは二十八年に北方定点観測があったんだが、アメリカ軍の都合でやめになった。それを気象庁のほうからそれを二回ばかり予算の要求がありましたが、一番初めは十八億円、その次が三十五億円でしたか。それがだんだんしりつぼみになってなくなってしまった。
それから北方定点観測ですね。これも昭和二十八年にアメリカの都合でやめたのですが、二万か三万メートルの高層気球というのが、これも台風の観測に大きな影響があると思うんですよ。これも必要なら必要ということをばっと言ってもらわないと、必要だが金が高くて、飛行機も必要だが金が高くて、こういうことを言っておったのでは困る。あなたのほうは専門的にこれが必要だということを、私も応援いたしますから、遠慮せずに。
さらにまた、この南のほうの高層気象観測と北方定点観測とはおのおの任務が違うと思うのです。
○大倉精一君 かつて中央気象台であった時分、運輸省のほうから定点観測船として大体三十何億円、それが全部ゼロになって、その次は十八億円という計上があったんですね、そのくらいの費用があれば、北方定点観測船ができる、そうして業務を開始することができると思うのですが、いかがですか。
○大倉精一君 先ほどの質問とも関連するのですけれども、そういう面から言っても、やっぱり北方定点観測なりあるいはその他の高層気象観測網の充実には、よりやっぱり急速に強化をしなければならぬと思いますが、これは次官ひとつ、この点は特に大臣にお伝え願えますか。
一例を言うならば、北方定点観測が廃止になったとき、定点観測をやりたいのであるから、船の建造で十八億計上した。何べんやっても削られてしまう、わずか十八億ぐらいのもので、毎年やってくる暴風雨というものに向かって防衛しようという、この十八億の予算は、きびしく削られているにかかわらず、一方において、こういう不用額、繰越額、流用額というものを防衛庁の場合においては、どんどん出しておる。
それで海上保安庁の船だろうが、自衛隊の船だろうが、とにかく北方定点観測が必要であるというようならば、定点観測業務を始めることですよ。海上保安庁に適当な船がなかったら、作ることです。何もヘリコプターだの航空母艦を作らぬでもいいですよ。ですから定点の観測船を作ることです。飛行機が要るのだったらそれを作ることです。技術が間に合わなかったら、技術振興を考えて、技術者を養成する具体的な措置を講ずることです。
運輸委員会における審議に際しましては、大倉、相澤、小酒井の各委員より、わが国の気象業務の整備拡充計画、さらに、北方定点観測を含めての計画並びに本法による物品譲与の品目、金額と、その期間等についての質疑が行なわれましたが、その詳細については速記録に譲ります。 討論に入りましたところ、別に発言もなく、直ちに採決の結果、全会一致をもって原案通り可決すべきものと決定いたしました。
特に、今の北半球の天気図はお話がありましたけれども、たとえば北方定点観測あたりは、かつてたいへん問題になったのですが、最近は、その後さっぱり予算が組まれていない。ただここに気象観測船の新造というものがありますけれども、こういう点については、一体どういう関係になっておるのか、北方定点について、現在どうお考えになっているか。
気象予知等に非常に役に立った北方定点観測が数年前から廃止されたままになっているが、その復活ないしはかわるものを何か考えているか。
それをどうして、たとえば運輸省の省議でもって定点観測をやるということを取り上げなかったと聞いているのですけれども、片一方で数値予報をやって、高いお金を出して機械を借りる、そのために必要度の増したところの北方定点観測の予算というものは計上されるどころか、省議に乗せない、これは長官が悪いのか、大臣が悪いのか、どっちが悪いのですか。まるで気象業務がちぐはぐじゃないですか。
○国務大臣(中村三之丞君) 実は北方定点観測の問題については、ある週刊雑誌の読者から私あて質問が来まして、これに対して、私は重要であるということを、気象庁から回答をしてもらったことがございますから、私もこのことは、詳しい技術的なことは答弁の質格はございませんが、存じております。
北方定点観測を再開すれば、当然数値予報というものが技術的に付随して起ってくるのでありますけれども、これは日本でできるという段階になっておりますから、これはぜひやっていただきたいと同時に、その効果を十分ならしめるために、全通信網を整備強化する。そうして地震のごときは、これは当然計器があるのですね。今のやつは大震になると針が飛び上ってしまう。そんなものを備えつけておったのじゃ、これは地震国の恥になる。
内閣委員会は、前後二回委員会を開きまして、吉野運輸大臣、和達中央気象台長等の出席を求め、本法律案の審議に当りましたが、この審議におきまして、運輸省の付属機関である中央気象台を同省の外局である気象庁と改めた理由、次長一人を設けることにした理由、気象台の施設及び予算の強化拡充の点、職員の給与改善の点、中共よりの気象情報の連絡の点、北方定点観測廃止の経緯と今後の対策の点、最近行われた原水爆実験と気象との関係
今の軍備と、軍事費と言いますか、それと気象とは直接関係があるようなないようなというお話でしたが、さっきの北方定点観測の場合に新しい船を作ると六億も一隻に対して要るとこういう話がありましたが、一体これは何ですか、今防衛庁が使っているような船でこういう目的のために多少の改造をすれば使えるという船はあるのですか、あればどういう船なのですか。
○松浦清一君 そういたしますと、北方定点観測は気象業務の上から判断して必要であったけれども、二億円の経常費の予算を取ることができなかったので、やむを得ずこれを廃止したと、こういう状況でございますか。
○青野委員 石井光次郎さんが運輸大臣のとき、いろいろ質問したときの答弁を私は今記憶しておりますが、北方定点観測船は当時、二十八年度あたりの値段で大体一隻六億円程度ではなかったかと思います。
○伊能政府委員 ただいま青野先生から気象業務に関して非常に御懇篤な御鞭撻をいただきまして、私どもありがたく、今後御指摘のような趣旨で予算上の措置並びに特に北方定点観測に関する施設の問題、さらに船舶増備の問題等についても努力をいたして参りたいと存ずる次第でございます。
○青野委員 ちょっとお尋ねしたいと思いますが、二、三年前の運輸委員会で問題になったのですが、アメリカが北方定点観測船の観測費用を大体四分の三負担しておったのを、アメリカの都合で中止するということになりましたときに、大蔵省の主計局の関係者の諸君を呼んで質問したことがありますが、いまだに北方定点観測船は政府として持っておらないのですか。
北方定点については、御指摘のように、本年度につきましても、私どもの努力が足らなかったと思いますが、国の財政上の事情で、遂に北方定点観測に関する船の建造というところまで参り得なかったことは、まことに申しわけないと存じておるわけでありますが、飛行機の問題につきましては、私どもとしても米軍撤退の後において当然重大な支障を来たすことは御指摘の通りであります。
この趣旨はもう申し上げるまでもなく、定点観測は非常に重要であるのに、昭和二十八年十一月以降北方定点観測は打ち切りになり、南方だけ夏季六カ月間開始されておりますが、これを一年間通年で両方とも配置してくれということでございます。これはもうその重要性は申し上げるまでもないことでございまして、中央気象台といたしましても十分この点については検討をいたしておるのでございます。
それから、たとえて申せば、今定点観測など問題になっておりますけれども、北方定点観測の船がないというようなこともいろいろ指摘されておりますが、そういったようなことが充足されなければ、この水防法の目的としておるような警報について、良心的という言葉はちょっと語弊があるかもしれませんけれども、まず安心して警報を出すというようなことができないのではないかというようなことをまあ心配しておるのですが、その点についてはどういうふうにお