1952-02-22 第13回国会 衆議院 建設委員会 第8号
この地域は現在北上上流は狐禪寺より上流が直轄河川となり、また下流は宮城県の領分は全部河口まで直轄河川区域になつております。その中間地帯すなわち東磐井郡においては薄衣村外五箇村、西磐井郡においては永井村外六箇村、十三箇村の地帯を貫流するところの地域であります。そうしてこの地帯に注ぐところの支流といたしましては砂鉄川、千厩川、黄海川、金流川及び夏川という五つの支流があるわけでございます。
この地域は現在北上上流は狐禪寺より上流が直轄河川となり、また下流は宮城県の領分は全部河口まで直轄河川区域になつております。その中間地帯すなわち東磐井郡においては薄衣村外五箇村、西磐井郡においては永井村外六箇村、十三箇村の地帯を貫流するところの地域であります。そうしてこの地帯に注ぐところの支流といたしましては砂鉄川、千厩川、黄海川、金流川及び夏川という五つの支流があるわけでございます。
先刻の映画によつてわかるごとく、北上上流はほとんど無堤防でありまして、原始河川そのままであります。さきに岩沢建設次官が視察をされた結果の談話によりますと、北上上流は單にダムだけ一本の方法によつては救われない。同時にこれは本流に対する堤防も建設しなければならない。合せて二本建で進まなければ救われないということを言明されておりましたが、しかしすでにその職を去つたのであります。
この膽澤川堰堤のごとく、セメントを使わずにやれるという工事が、なおこの北上上流の一帶にわたつて應用されるならば、非常に將來大きな期待がもてるように考えるのであります。以上申しましたような北上の根本の問題としましては、この堰堤をやるということが特に重大な問題となつておることを承知してまいりました。