1986-03-07 第104回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第2号
とはいっても、今も言われましたように一歩ずつ研究が着実に進んでいるということも理解していいと思うのですが、しかし、その報告を見ると、発がん機構の解明など基礎研究が活発な反面、がんの化学治療の研究が非常に低調なんじゃないか、こう言われているわけですね。ここ一、二年、日本の目新しい報告も出されていないと言われているわけです。
とはいっても、今も言われましたように一歩ずつ研究が着実に進んでいるということも理解していいと思うのですが、しかし、その報告を見ると、発がん機構の解明など基礎研究が活発な反面、がんの化学治療の研究が非常に低調なんじゃないか、こう言われているわけですね。ここ一、二年、日本の目新しい報告も出されていないと言われているわけです。
3 市場規模は決して大きくはないが、ガン化学治療剤は投資をすれば収益面で充分見返りが期待できる高度成長市場である。一九八〇年半ばには、制ガン剤市場は二十億ドル市場に成長する可能性が充分ある。 という見通しを書いている。そして、「世界制ガン剤市場の売上と一九八二年までの売上予想」というところでは、 いろいろな理由があるが、日本が全世界で最大の制ガン剤市場である。
戦前の当時ですと、いかにして動物性蛋白質を食わすかによって、化学薬や化学治療がないときには、むしろ少々の病源を体力によって克服するというようなことが言われておったのですが、これだけ科学も医学も発達して参りまして、寿命の延びたのも、あなたの話ではどうもそういうお話がありましたけれども、結核に対しては私はそういうことが非常にあるのじゃないか。
そこで、やむを得ず園長と化学治療担当医は兼務で担当している。従って私も何回か見たのですが、もう外科の診療日になると、患者さんが廊下へあふれている。みんな列をなして待っている。そういう実情で、園長さんや化学治療担当医の方も相当疲労困憊の色がよく見える。
だから結核予防法によって治療しなければならない、明らかにパスやマイシン、あるいは特殊の化学治療をやらなければならない思考であるということを認められておりながら、予算がないからお金は出すことはできません。こういうことになってくる。全部健康保険、生活保護法の経済でまかなわれる。だから国は結核予防法を作った。作ったけれどもしかしながらそれをほとんど捨て子のような形で健保財政に転嫁してしまっておる。
最近医療の方針が違ったとおっしゃるけれども、化学治療の面がそれほど急速に進んでおるとは、私たちは納得できないのです。入院したくても入院ができない。医療券の発行が締められておる。入院していても医療券の打ち切りがある。こういう面から、入院したくてもできない階層がふえておるのです。二十一万のベッドがずいぶんがらがらにあいてきておる。これはどういうわけですか。
入院費は前年度は四十円でございましたが、本年度はいろいろ新らしい化学治療というようなもの或いは外科的な療法というようなものが普及して参りましたので、平均単価といたしましてはそれを五円だけ上げまし西十五円として組んでおります。又それと同じような理由によりまして、併し入院患者ほどではないのでありますので、外来患者の医療費としましては三十七円でございましたのを本年度は四十円に上げております。