2002-04-24 第154回国会 衆議院 農林水産委員会 第8号
あるいは、最近では稲わらから二化メイ虫が発見されて輸入禁止措置をとった、こういうことになっていますが、この中国産野菜は大変輸入も急増しておるんですが、この検査体制はどういう状況になっておるのでしょうか。
あるいは、最近では稲わらから二化メイ虫が発見されて輸入禁止措置をとった、こういうことになっていますが、この中国産野菜は大変輸入も急増しておるんですが、この検査体制はどういう状況になっておるのでしょうか。
水中に溶けた農薬成分は、いもち病や二化メイ虫に作用することなく、むだに環境を汚染することになります。特に、散布当日に水田を見て回った様子では、止水せずにかけ流し状態の田んぼが少なくありませんでした。散布農薬の三分の一つまり千三百リットルの農薬を河川に流失させることになりますが、これでは下流の汚染が深刻になってしまいます。農薬が下流を汚染しないような配慮が求められます。
すなわち、ウンカや二化メイ虫の天敵であるクモ類は、世代交代が遅く、全く全滅したと言えるのであります。 このような環境と生物の関係についてはたくさん例があるわけでありますけれども、こういった点については、農薬の乱用とあわせて、ただいまも答弁いただきましたが、政府はどう認識をし、把握しておられるか、この辺の認識の程度について私はこの際改めて伺っておきたい、かように考える次第であります。
御存じのように、水稲におきましてはあの二化メイ虫、これはつとに当局の手で生態が解明されまして、発生予察の制度が打ち立てられております。こうした前例もあるのでございます。すでに国会におかれましても、四十二年と記憶いたしておりまするが、森林病害虫等防除法改正の際の附帯決議で、同様の趣旨が盛られたことを思い出すのでございます。
○説明員(福田秀夫君) 最終的には禁止したわけでございますので、おっしゃられますとおりに、なるべく早くぴたり禁止できればよろしいわけでございますけれども、稲の大害虫である二化メイ虫の防除、ウンカの防除に代替の農薬が、これを使えばいいということがわかっていましても量的に生産体制がなかったということもあって、四十四年にはできなかったわけでございますが、四十五年には牛乳の話が出ましたので、そんなことを言っていられないということで
延べにいたしまして三千七百六十二ヘクタールでございまして、防除は二化メイ虫の一化期に有機燐系の殺虫剤を微量散布いたしております。それから二化メイ虫の二化期にウンカあるいはいもち病と同時防除のために有機燐系の薬剤並びにカーバメート系の薬剤、それから抗生物質を混合した殺虫殺菌剤を散布いたしております。
○安尾説明員 一化期の二化メイ虫の散布に対しましては十アール当たり有機燐殺虫剤が八十ccの微量散布でございます。それから二化メイ虫の二化期の散布につきましては粉剤を使用いたしておりますが、十アール当たり三キログラム散布いたしております。
それから農薬にいたしましても、たとえばことし佐賀県の生産性が下がったのは、消毒の回数が減ったからだといわれるのですが、あちらのほうの例の二化メイ虫にいたしましても、東北地方の病害にいたしましても、これは局部的に起きるのですね。それですから減反とは違った性格を持っておる。
穂ばらみ期以後ときめましたのは、牛乳にBHCが残ってまいります経路を調査する過程におきまして、穂ばらみ期以前に使ったものはほとんど牛乳に出てこない、穂ばらみ期以後に使った場合にたくさん出てくるということが明らかになっておったということが一つと、それから、BHCをそのときに全部とめた場合に、代替農薬の問題がございましたが、稲の一番大きな害虫であります二化メイ虫とウンカにBHCを使っておったわけでございますが
特にこの表をごらんをいただきますと、昭和三十年はこれが百二十八億、このころ稲の二化メイ虫を防除するためのパラチオンが非常に使われ出しまして非常に伸びております。昭和三十五、六年ごろになりますとまた非常に上に上がっております。これがまた除草剤が出てきて上がった。 農薬の価格でございますが、昭和四十年を一〇〇にいたしまして四十四年は九六ということで、むしろ下がりぎみです。
なお一応四十年から天敵ウイルスの利用による害虫防除に関する研究というものを進めてまいりましたが、たとえば果樹のアカエグリバ、稲の二化メイ虫や松のマツカレハなど、いろいろ最近実用化の見通しがつきつつある問題につきましては、この天敵ウイルス利用の研究成果としてあがってきたわけでございます。
それから水稲の二化メイ虫に対する天敵ウイルスの利用でございます。これにつきましては三十二種類ばかりのウイルスがあるわけでございますが、その中でウイルスの寄生範囲とかあるいは感染力の検討を行なっておりまして、ある程度二化メイ虫の願粒小体病ウイルスというものが見つかってきておる。この散布試験を実施しておりまして、これもある程度の成果が出てきたということでございます。
ところが、BHCというのは、私も少し調べてみたんですけれども、ニ化メイ虫に一番よくきくわけですね。それで、ある人によると、もうウンカにはきかなくなっている、もうきかない、最初はきいたけれどもきかないのだ。
○説明員(福田秀夫君) BHCは二十五年ぐらい前からわが国の農業に使われておりましたけれども、これは非常に多くの害虫に有効でございまして、当時はほかの農薬もございませんでしたので、もっぱらBHCしかないということで、二化メイ虫、ウンカ、その他いろいろな害虫にBHCが使われてまいりました。
○説明員(福田秀夫君) BHCを直ちに全面使用禁止になぜしなかったかというお尋ねでございますけれども、たびたび御答弁申し上げてまいりましたように、ことしの穂ばらみ期まで、すなわち第一世代の二化メイ虫防除までは代替農薬の手当てが間に合わなかったということと、それから穂ばらみ期以前に使用をした場合の稲におけるBHCの残留調査をした結果、ほとんど残留していないというようなことから、食品衛生調査会のほうの御了解
農業生産を維持するために、代替農薬というものを直ちに考えたのですが、BHCは二化メイ虫、ウンカ、ヨコバイその他林業、蔬菜等に使われておりますが、このウンカ、ヨコバイ、二化メイ虫という稲作害虫については、代替農薬がすでに開発されております。
○説明員(福田秀夫君) すでにBHCの製造は中止しておりますので、現在現時点における在庫量を調査中でございますが、この数字が出ませんとはっきりしたことはわかりませんが、もう残りがほとんど少ないものと思われますし、ことしはこれから二化メイ虫の第二世代の防除がございますが、すでに穂ばらみ期に大部分の地帯が入っておりますので、今後穂ばらみ期以後に使わせないことにしておりますので、ことしの第二世代防除を含めまして
○説明員(福田秀夫君) BHCの使用に関するいろいろ御指摘がございましたけれども、BHCは稲作の場合は御承知のように、二化メイ虫とウンカ類の防除に使われておったわけでございますが、大体二化メイ虫の防除にはかつてはパラチオン剤が一番よく使われておったわけですが、これが慢性毒性の問題で四十四年度末をもちまして使用をやめました。
したがって、そういう農薬が、特に稲の発育、二化メイ虫だとか害虫防除のために使われてきている、そうして稲わらを牛が食べる、飼料になってくる、こういうことはいま始まったことではないわけですから、もっと早目に私はその安全性については、ちゃんとした基準をつくっておくべきではなかったかと思うのですね。そういう意味から考えると、多少、厚生省何をしておったんだという、われわれは気がするわけです。
○鈴木強君 日本の場合には、ウンカとか二化メイ虫とか、害虫が多い国ですから、どうしても稲には必要でしょうね。それで、穂ばらみ期以降は使わせないわけですか。以前は使ってもいいわけですか。そうすると、稲わらは、穂ばらみ期以前に使ったものであれば、稲わらの中にはBHCは残存しない、そういう試験は済んでいるわけですか。
ですから、いままだ相当在庫量があって、そしていまおっしゃるように、二化メイ虫には必要だ、あるいは許容限度内ならば使わせざるを得ないということであれば、まだ今後相当今年も出回るというふうに私は考えるのです。そういう状況で、食品の中に、あるいは環境汚染の中にBHCがどういう形でもってあるかということは非常に私は心配なわけです。それで、新しい農薬の開発ということは簡単にできない、それもわかります。
しかし、私どもは、先日も少し申し上げましたけれども、大体四十四年度の例をとってみますと、二化メイ虫の一化期、今回まかれるといっております分に相当するものです、そこで使いましたBHCの量を面積に換算いたしますと、先ほどの計算の製剤で約四万トンでございます。これが大体BHC使用量の六割くらいに当たるわけでございます。それで防除ができる面積というのは百三十三万ヘクタールくらいになるわけでございます。
またそれを、牛のえさに影響を及ぼすような、そういう使い道に使うことを極力それは排除してもらうように、たとえば冬の間、牛の飼料になる稲わらにBHCがつかないために、これを、ウンカとか二化メイ虫などの排除につきましては、これはBHCが非常に必要だそうでございますし、そればかりでなしに、森林、山林の病害虫駆除のためにもBHCなどというものは必要なものだそうでございますから、それを厚生省が禁止はできませんけれども
それで、どうなるのかというお話でございますが、私どものほうとしましては、先ほどもちょっと御説明申し上げたわけでございますが、稲の病害虫、特に二化メイ虫の防除剤の半分がいままでBHCにたよっておりましたものですから、急速に切りかえができないという事情がございます。
ただいままで、御案内かとも思いますが、稲の虫――ウンカ、二化メイ虫でございますけれども、それの薬の半分か半分をやや越すくらいがBHCであったわけでございます。したがいまして、去年の十二月にそういうことが起こりまして、自粛をさせてしまったわけでございますが、先ほどどなたかから御質問がありまして、ストックが二千五百トンあると私、お答えしたわけでございますが、その分はえさにしない。
これらの研究の成果といたしましては、最近森林の重要害虫でありますマツケムシを倒すウイルスでありますが、それが実用化の段階に進んでおりますし、それから稲の重要害虫であります二化メイ虫、これを倒すウイルスの利用も圃場試験が行なわれておるような状況でございます。
それからもう一つは植物の、稲なら稲の品種改良、二化メイ虫に対して非常に抵抗性のある品種をつくる、植物自身の品種改良というようなものを第五番目に私は考えております。 それから第六番目には、殺菌剤としてはいろいろなものがあらわれてまいりました。たとえば、いもちに対しても、水銀剤を使わないいろいろの塩素系の化合物が出てまいりましたが、こういうふうな殺菌剤としても人畜無害のものをいろいろ考えていく。